2022年7月16日(土)~9月25日(日)に天王寺の大阪市立美術館で「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が開催されるので、以下に備忘録を兼ねてご紹介したい。
本展示会の最大の目玉は何と言ってもヨハネス・フェルメールの初期の傑作『窓辺で手紙を読む女』だ。
出典:amazon.co.jp
この作品は、1979年のX線調査によって壁面にキューピッドの絵画が描かれていたことが分かり、フェルメール自身によって塗りつぶされたと考えられていたが、その後の調査でフェルメールの死後に何者かによって消されていたことが判明したらしい。
「巨匠の作品に勝手に何をしとんねん」と突っ込みたくもなるのだが、最近の修復作業によって元通りにキューピッドが現れたこの『窓辺で手紙を読む女』、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館を除いては修復後に世界初公開となる(東京と北海道では既に公開されている)。
フェルメールと言えば『真珠の耳飾りの少女』は他の画家を合わせても最も好きな作品だが、それ以外のフェルメールの作品も見れば見るほど癒される。
ここに修復前後の画像を載せられないのは残念だが、この『窓辺で手紙を読む女』も窓辺から差し込む光と手紙(恐らく恋文)を読んで物思いにふける女と、まさにフェルメールらしい作品である。
やっぱり、手紙は良いなぁ。
これが『深夜にマッチングアプリをチェックする女』だったら趣も何もないもんな。
それはさておき、実物のフェルメール作品を見るのは今回が初めてなので、展示会が始まったら混雑のしていなさそうな平日に訪れる予定である。
しかし、訪問に先立って公式サイトでグッズをチェックしていたらマイセンのマグが欲しくなってきたけど、13,200円は高いなぁ(泣)。
フェルメールの本作品の他にはレンブラントなどの作品も展示されるようなので、興味がある方は訪れてみてはいかがだろうか。
また、修復前後の『窓辺で手紙を読む女』に関しては『フェルメール 生涯と全作品』、修復前の『窓辺で手紙を読む女』を含むフェルメールの全作品に関しては『フェルメール作品集』がおすすめなので、知識を付けたい方は是非。
出典:amazon.co.jp
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真夏のフェルメール展、楽しみだなぁ。