あたしペーペーなんで、仕事をサボってポンペイ展に行ってきた。
ポンペイ展は2022年4月21日(木)から7月3日(日)まで京都市京セラ美術館で開催されている。
ポンペイを簡単に説明しておくと、イタリアのナポリ近郊、ヴェスヴィオ山の麓にあった古代都市で、79年に起きたヴェスヴィオ山の大噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれたことで知られ、18世紀から発掘調査が進められているそうだ(ウィキペディア参照)。
ポンペイにはそれほど興味があるわけではないので行こうかどうしようか迷っていたのだが、SNSで話題となっていたポンペイ展グッズの「炭化したパンのクッション(公式サイト参照)」が気になっていて、京セラ美術館にも行ったことがなかったのでこの機会に訪れてみることにした。
開業したばかりで仕事が暇なこともあって金曜日のお昼から訪れようと思っていたところ、こんな日に限って仕事の依頼や問い合わせやらが嫌がらせのように入ってくるのは世の常だろうか。
京都市京セラ美術館の最寄り駅は地下鉄東西線の東山駅だ。
京都駅から市バスでもアクセスできるようだが、京都に不慣れな人間にとっては面倒くさそうに感じられたため、JR山科駅から地下鉄東西線に乗り換えて行くことにした。
仕事を猛烈な勢いで片付けて電車に飛び乗ったが、平日の日中はJR京都線も空いていて快適である。
東山駅からは徒歩数分。
京都市京セラ美術館は平安神宮に近いこともあってか、周辺は人で賑わっているようである。
当日券を2,000円で購入して入館。
この日は平日にもかかわらず、ポンペイ展に興味がある人が多いのかそれとも京都観光のついでに立ち寄る人が多いのか、館内は結構混雑していた。
ポンペイ展では写真撮影が許可されているので、サクサク見て回りながら撮ったものをいくつかご紹介したい。
平日の美術館らしく、定年退職した老夫婦や主婦らしきグループが多く、後は若いカップルや若い女性をチラホラ見かける程度だが、一般的なアラフォーのおっさんは猛烈に働いているか社会不適合で引きこもっているかと考えていると虚しくなってきた。
ポンペイが滅んだ79年と言えば日本では弥生時代で、その頃に存在していた都市がここまで発展していたことには驚かされるし古代ロマンを感じなくもない。
しかし、絵画以外の美術作品にあまり興味がない僕にとっては、さほど惹かれるものはなかった。
それよりも、混んでいる美術館が苦手なんだよなぁ。
感覚過敏の僕は後ろから人が近寄ってくる圧力に耐えられないんだけど、コレ分かる人いる?
新しくできた大阪中之島美術館のモディリアーニ展でもそんなに混んでいなかったのに、みんなそんなにポンペイが好きなのだろうか。
そういや、少し前に「世界ふしぎ発見!」でも特集されてたなぁ。
人混みに少し辟易していたところ、ここで炭化したパンを見つけてテンションガチ上がり。
パンが・・・パンが見事に炭化してバスクチーズケーキみたいになっているよぉ!
炭化パンには興奮したものの、人が多いと解説をじっくり読む気にもならず、サクサクと進んでいると30分も経たないうちに出口に着いてしまった。
出口にはギフトショップが設けられており、この日のお目当てだった「炭化したパンのクッション」(4,950円)を無事に購入することができた。
SNSでは人気沸騰で売り切れになっていることもあると聞いてハラハラしていたのだが、若い女子が「かわいいー」とはしゃいではいるものの、それなりの値段のせいか買っている人は見なかったな。
京都市京セラ美術館にはカフェもあるが、こちらも混雑していて待っている人がおり、値段も高いのでこの日はパスすることに。
帰りに東山駅に戻る途中、かなり遅めのランチをいただきビールでクールダウンしてから京都を後にした。
愛犬のタロウが待っている事務所に戻り、早速「炭化したパンのクッション」を置いてみる。
「炭化したパンのクッション」は丁度良いサイズ感で、炭化しているとは思えないほど、まるで焼きたてのパンのようにフカフカである(中国製なのがちょっと残念でもある)。
ポンペイ展は混んでいるし特別な興味がない人はわざわざ行くほどでもないと思うが、京都を散策ついでに立ち寄るのには良いんじゃないかな。
何はともあれ、「炭化したパンのクッション」が入手できたのでこの日の目標は達成できました。