事務所に飾ろうとネットで注文していたゴッホの複製画『夜のカフェテラス』が届いた。
ゴッホの絵だと『星月夜』も好きなのでどちらにするか迷ったのだが、『星月夜』はゴッホが病んでいた時に描かれたものでデスクの横に飾っていると何となく陰鬱な気持ちになりそうだし、複製画を描くのも難しそうだと思ったので、今回は無難な『夜のカフェテラス』を選択。
『夜のカフェテラス』の複製画をデスクの横に飾ると、南仏アルルのカフェで仕事をしているかのような錯覚にさせられる。
今回ゴッホの複製画を注文したお店は、前回フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』の複製画を注文して満足したので、同じく楽天市場の「アート名画館」で注文した。
『真珠の耳飾りの少女』の複製画は注文してから届くまで2ヶ月以上かかったように記憶しているが、『夜のカフェテラス』は注文が多いのか描きやすいのか、注文してからほんの1ヶ月程度で届いた。
『夜のカフェテラス』の実物は見たことがないし、はっきり言って複製画としてのできが良いのかどうかは判断が付かない。
ただ、届いた複製画そのものには満足しているので、仮に実物とは多少の差異があったとしても、それはそれで良いのだと思う。
逆に、実物を見たことがあってこだわりを持っている人は実物と複製画の細かい違いとかが気になるのかもしれないな。
『真珠の耳飾りの少女』も『夜のカフェテラス』も青と黄色の使い方が素晴らしいが、どちらもオランダの美術館に所蔵されているようなので(オランダ人は青と黄色が好きなのだろうか?)、いつか実物を見に行くのが楽しみでもある。
今度ヨーロッパに行くときは、オランダやフランスを中心に芸術を巡る旅にしたいと思っている。
余談であるが、先日アリス=紗良・オットのピアノコンサートに行った際に入手したサイン入りポストカードもアクリルフレームに入れて飾ってみた。
どうも、今年に入ってクラシック音楽と西洋絵画に目覚めた僕のアート力は短期間でメキメキと上がっているように思う。
脂の乗ったおっさんともなると、油絵とクラシック音楽に親しみを持つようになるのだろうか。
しかし、個人営業の法律事務所(「法律事務所」という文言は弁護士しか使えないので正確には法務事務所)と言うと六法や法律の専門書が並べられて紙が散乱している中におっさんがいるような殺風景なイメージがあるが、僕の事務所の内観はだんだんと法律事務所のそれからは乖離していっているように思う。
ゴッホとフェルメールの絵画、そしてアリス=紗良・オットを中心としたクラシック音楽が流れて美味しいコーヒーが飲める事務所。
なかなかお客さんも来なくて完全に僕が自己満足に浸りながら翻訳の仕事をする事務所になっているような気もするが、誰か遊びに来ないかなぁ。