コロナ禍で読んだ本まとめ⑰

マウリッツハイス美術館

はじめに

女「美術館行こうよ」

僕「興味ない」

こんな若い頃の自分にドロップキックを食らわせて、何ならチョークスリーパーでトドメをさしたい。

因果応報なのか、アラフォーになった今、美術館に行く相手がいなくて困っている。

僕はどうやら絵画が好きなようで、とりわけコロナ禍の今、絵画芸術を眺めて異世界に浸るのが楽しみとなっている。

海外旅行に行けなくなったコロナ禍でおっさんの芸術性が開花!

もちろん、フェルメールやゴッホなど好きな画家の絵画が展示されるとなったら1人でも喜んで行くのだが、そうでなければ1人だとついつい出かけるのも億劫になってしまう。

結婚するのであれば、休日に一緒に美術館に行って自然の中を散歩して小籠包でも食べて落ち着いた幸せを感じられる相手が良い。

ドーパミンよりもセロトニン。

春が近づいてきたから、そろそろどこかに出かけたいと思う今日この頃。

それはさておき、カーリング銀メダルナイスぅー

『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』松本千秋


出典:amazon.co.jp

タイトルからして、38歳のバツイチの女性がマッチングアプリを使用して詐欺や遊び目的の男相手に奮闘しながらも再婚相手を探すといった話かと勝手に思っていたのだが、多数の大学生を含む20代の若い男と次々に会ってセックスしている話だった。

いやぁ、気持ち悪い。

実話かと思っていたけれど、著者は銀座ホステスもやっていたみたいで登場人物のイメージと合致しないし、誇張したフィクションの部分も多いのかな?

マンガ自体はそれなりに引き込まれるものがあって一気に読んでしまったが、内容はアラフォーのおっさんでさえドン引きするレベルで、背筋がゾクッとする今年1番のホラーでした。

ちなみに、僕はマッチングアプリをやっていたこともあるのだが、嘘や欲望が渦巻く魑魅魍魎が跋扈する世界で自分も含む人間が嫌いになってしまいそうで、マッチングアプリを含めた婚活は今後一切やらないことにした。

残りの人生、できるだけ美しいものに触れて生きて行きたいんだよ。

『フェルメール作品集』小林頼子


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大型本で作品の魅力が存分に楽しめるシリーズ。

本書では解説は最小限に、フェルメールの全作品の紹介、フェルメールの作品同士の比較、そして他の画家の作品との比較の全3幕で構成されている。

いやー、やっぱフェルメールは良いわ。

マッチングアプリの本読んで荒んでいた心がすっかり癒されたよ。

フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』は彼の作品どころか全画家の作品(と言ってもそれほど詳しいわけではないが)の中でも最も好きな作品で、実物を見たら涙を流して感動しそうだし、コロナ明けたらオランダの美術館行くのが楽しみだなぁ。

永久保存版にしたい1冊。

『スピリチュアル否定派の私が、旅に出てプロのヒーラーになった話。』英治あかり


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セラピストである著者が、世界を旅する中でスピリチュアルな人たちとの出会いやタイの寺での修行を通じてヒーラーとして目覚める物語(実話に基づいたマンガ)。

スピリチュアルに興味がない人でも、旅先での個性が強い怪しげな人たちとのやり取りが面白くて、単純に旅行記としても楽しめる。

ところで、本書を読んでいると以前宮古島のシャーマンに顔を凝視されて「あれ、あなた持ってますね」と言われたことを思い出した。

世界一周なんて聞くとまた世界を旅したくなってきたし、宮古島にも長いこと行っていないからそろそろパワーもらいに行かないとなぁ。

『マンガでわかる中学理科 生物・地学』学研プラス


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中学科目がマンガで楽しく学べる人気シリーズ。

生物・地学の初心者(学生時代ほとんど授業を聞いていなかった人)でも分かりやすく勉強にはなったが、今回はマンガに出てくる生徒の毒が強くて少々ウンザリさせられた。

本シリーズはマンガ自体が面白いのも魅力だが、口が悪すぎると子どもに悪影響があるのではないかと心配になってしまう。

それにしても、社会人になってから勉強することの良さは、学生時代と違って試験や受験のために暗記をする必要がないこと、大人になってからの経験を踏まえた上で学べることだろうか。

例えば、海外で生活したり世界を旅したりした経験があると英語や世界史も身近なものに思えてきて面白く、勉強する意欲も湧いてくる。

本シリーズで学研プラスのファンになったので株でも買おうかしら。

『成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣』前野博之


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睡眠と運動の重要性に言及した本は多いが、本書は睡眠および栄養(食事)の重要性に焦点を置いている点に特色がある。

僕は仕事でも勉強でも脳みそを酷使していることもあって最低でも7時間以上、できれば8時間は寝ないと明らかにパフォーマンスが落ちるのだが、本書を含めた睡眠本を読んでいるとそれが正しいことが分かる。

ちなみに、朝型人間ではないので朝は滅法弱く(朝型人間かどうかは遺伝子で決まるらしい)、0時から8時の睡眠が基本でそれより遅く起きることも多い(特に寒い冬は起きられない)。

自営業で時間に縛られた働き方をしていないので8時間睡眠が確保できているというのもあるのだが、特にブラック企業で働くサラリーマンや勤務医など長時間拘束される人は、平日に8時間の睡眠時間を確保するのも難しいだろう。

そのような人たちは食事などを通じて睡眠の質を上げることが重要なのだが、それでも溜まった睡眠負債を解消するのは難しく、睡眠が重要であることに変わりはない。

本書は分かりやすくサクッと読めるが、睡眠についてさらに知りたい方は本書でも言及されているマシュー・ウォーカーの『睡眠こそ最強の解決策である』もオススメだ。

8時間眠ることも早起きできないのも正しいことが証明されたからこれからも思いっきり寝よっと。

『SEO対策・超入門2022』滝口健太郎


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SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」のことで、Googleなどの検索エンジンにおいて検索結果の上位表示を目指すテクニックのことだ。

検索結果の1位と10位ではサイトへのアクセス数は何倍(何十倍?)も変わってくるわけで、それに伴い売り上げも変わってくるので、ビジネスでサイトやブログを運営している人はGoogle神の機嫌を取ろうとあの手この手を使って上位表示を目指すわけだ。

みんなが検索エンジンに気に入られようとしているなんて、考えてみるとおかしな話である。

SEOは昔はとにかくリンクを集めれば上位表示がされたり怪しげなSEO業者がうようよ存在したものだが、現在ではAIも賢くなったのかユーザーにとって役に立つ分かりやすいコンテンツやサイトが上位表示されるようになっており、タイトルが重要だとか細かい手法は存在するものの、結局はコンピューターではなく人を見て良質なコンテンツを作り続ける以外にはない。

本書はSEO初心者に向けて基本的かつ新しい知識が盛り込まれているので、サイト運営者でSEOの知識が無い方は読んでおくと役に立つだろう。

ちなみに、このブログのアクセス数はコロナ前は月に数万PV(ページビュー)程度はあったのだが、現在は1万PV前後と悲しい結果となっている(もはやPVは気にしていない)。

これは、Googleがアルゴリズムを変更したとかそんな理由ではなく、単純に海外旅行する人がいなくなったからだ。ぐすん。

『【2021-2022年度版】フリーランスのための超簡単!青色申告』塚田祐子


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10年以上前、個人で翻訳の仕事を請け負っていたときに確定申告をしていたことはあるのだが、法人化してからは個人の確定申告はしていなかった。

ところが昨年に司法書士事務所を開業することになったので、今年から法人決算とは別途、青色申告で確定申告をすることになった。

いやぁ、面倒くさい。

と思ったけれど、個人の確定申告は法人よりも簡単で、本書を読み進めながら特典でダウンロードできるエクセルソフトを使えば3日で作成・提出することができた。

本書では特典ソフトの使い方以外にも、青色申告の一般的な解説や最後には利益分析や経営に関しても書かれている。

初めて確定申告をする方は、経理に詳しくなくても本書一冊で十分攻略できるだろう。

ちなみに僕はe-Taxでの申告に挑戦したが、マイナンバーカードとICカードリーダーを使用して(思ったよりも)スムーズに終えることができた。

マイナンバーカード、初めての活躍です。


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『バカでもわかる確定申告』立石信二


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確定申告の対象、控除、手続きなどに関する基本をサクッと学べる一冊で、37ページしかないので10分程度で読み終わった。

ブログ記事を簡単にまとめた程度の内容で、実際にこれから確定申告をする方は他書も合わせて読む必要があるだろう。

ただ、Kindle Unlimitedで読めたし、1つでも知りたいこと(確認したいこと)が分かったので読む価値はあったと思う。

しかし、Kindleで本探していると、最近はいかにも素人が出版しましたみたいな本も増えてきたな。

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