目次
はじめに
最近、仕事や読書をしながらピアノやクラシック音楽をよく聴く。
事務所で流す音楽を探していたところAmazon Musicのクラシック音楽に行き着いた訳だが、中でもよく聴いているお気に入りのアーティストはドイツ出身のピアニストであるアリス=紗良・オットだ(ちなみに日本人とのハーフ)。
全盲のピアニストである辻井伸行なども素晴らしいテクニックに惚れ惚れとしてしまうが、アリス=紗良・オットのピアノには女性らしい優しさや癒しのようなものが感じられ、コロナ禍におけるストレス緩和にも大いに役立っている。
司法書士試験の受験生時代もカフェで勉強する際にノイズキャンセリングヘッドホンで音楽を聴いていて、クラシックやジャズも時折聴いていたのだが、その頃もっぱら聴いていたのは坂本龍一だった。
極度の集中力を必要とする法律の勉強にはテンポの速いクラシックなどはやや煩わしく感じられ、坂本龍一の音楽が見事にマッチしていたように思う。
しかし、仕事や読書の際にはクラシックが心地良く、クラシックを流していると楽しみながら長く続けられるように感じる。
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それにしても、元々は音楽に惹かれて聴き始めたわけだけど、アリスさんは美人だなぁ。
美人ピアニストで英語・日本語・ドイツ語が流暢でおまけに難病(多発性硬化症)と診断されていたなんてまるでドラマの人じゃないですか。
書いていて自分の凡庸さが嫌になってくるわ。
早く関西でアリスさんのコンサート開催されないかなぁ。
『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』左巻健男
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タイトルからして世界史の出来事を化学的な側面から解説していると思い、世界史ファンとして興味がそそられたので購入。
しかし、確かにそのような側面もあるものの、内容は思ったよりも化学で『化学の世界史』や『化学の歴史』といったタイトルの方がシックリ来る。
オンラインで本を購入することが増えた昨今においてはタイトルだけで購入することも多いので、小説ならともかく実用書のタイトルは内容を正確に表すものにして欲しい。
本書は心惹かれるエピソードもいくつかあったものの、理系科目に苦手意識を持っている僕としては化学物質の羅列は頭が痛くなり読み進めるのにも苦戦し、多くは流し読みで終わってしまった。
化学に興味がある人にとっては良い本だと思う。
『ディズニーキャストざわざわ日記』笠原一郎
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ベストセラー日記シリーズの最新作。
今回は、一橋大学を卒業して入社したキリンビールを早期退職した後、東京ディズニーランドでカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として65歳まで働いていた男性の物語だ。
このシリーズは、若い頃にそれなりの社会的地位にあった人が年を取ってから一般的には下に見られやすい職業について奮闘する悲哀が面白いのだが、著者は大手企業を57歳で早期退職してから準社員(非正規)として働いていて生活の足しになれば良いくらいだろうから、文章からもそれほどの悲哀は感じられない。
むしろ、本書に登場する30代で非正規雇用の人たち(氷河期世代?)の方が心配である。
本書では東京ディズニーランドのありのままの姿が書かれているが、とは言っても猛烈なパワハラがあるわけでもなくどこの職場にもあるような話で、違いと言えば非日常世界であるディズニー特有の接客やハイテンションなゲスト(客)とのやり取りだろうか。
いずれにせよディズニーを体感することができて楽しく読むことができたし、とりわけディズニーに興味がある方は是非。
『マンガで読むワイス博士の物語 『ソウルメイト -愛こそが真実』』ブライアン・L・ワイス、波多野秀行
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前世療法の権威であるアメリカの精神科医ワイス博士の実話に基づいた原作を漫画化したもの。
前世療法とは催眠療法の一種で、前世の記憶をたどることによってトラウマを治療するものだ。
本書では、ワイス博士の患者同士が前世でつながりのあるソウルメイトであり、最終的に運命の出会いを果たすというもの。
名著がマンガでサクッと読めるので、スピリチュアルに興味がある方にはオススメの1冊。
とこでワイス先生、ソウルメイトに会えなくなったワイはどうすれば良いですか?来世コースですか?
『マンガでわかる中学社会 地理』学研プラス
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学研プラスの『マンガでわかる』シリーズは、マンガ自体が面白くてかつそれなりに情報量があるので楽しみながら中学科目を学ぶことができる。
本書ではギャグマンガに出てくるようなユニークなキャラが世界と日本を旅しながらその地域の特徴を分かりやすく解説してくれるのだが、旅行と世界史が好きな僕にとって地理という科目はとても魅力的で面白いことが分かった。
現役学生はもちろん、「学生の時もっと真面目に勉強しておけば良かったなぁ」という僕のような社会人にも是非。
あ、ちなみにマンガではオーストラリアで雪降ってたけど雪降るのなんてごく一部の地域だからな。
『実録マンガ 好きなように生きたくて不動産投資はじめました』鈴木優平、サイドランチ
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会社員が将来に備えて不動産投資を始めましたという実録マンガ。
本書に登場する7人の会社員は全て親身になってくれる不動産投資アドバイザーに相談して不動産投資に取り組んでいるようだけど、世の中そんなに親身になってくれるアドバイザーばかりではなく、もっと自分で勉強しないと騙されるのではないかと心配になる。
本書の登場人物には一般的なサラリーマンにもかかわらず嫁に内緒で3,000万のローン組んでいる人がいたけれど、さすがにそれは違うんじゃない?と思ってしまった。僕が嫁なら離婚案件ですね。
不動産投資の具体的な手順やノウハウが書かれているというわけでもなく、マンガ以外の解説もごくごく基本的なことばかりだ。
結局、不動産会社を経営している著者が不動産投資をするときはまずアドバイザーに相談しましょうという広告的な本ではないかと思った。
まぁ、Kindle Unlimitedでサクッと読めたし、モチベーションも多少は上がるので興味がある方は。