目次
はじめに
“Tu eres mi media naranja”
読み方は「トゥ・エレス・ミ・メディア・ナランハ」。
英語では“You are my half orange”、日本語にすると「あなたは私のオレンジの片割れ」で、生涯愛する人を意味するスペイン語のことわざだそうだ。
この世にひとつとして同じオレンジはなく、半分に割ったオレンジにぴったりと合わさるのはその片割れしかない。
ツインソウル(魂のパートナー)を連想させるが、オレンジにしているところがピカソやダリ、ガウディなど独創的な芸術家を生み出したスペインっぽいと言えばスペインぽい。
バレンシアに始まりスペインはオレンジの産地として有名だが、僕もスペイン旅行に行った際は毎朝のようにオレンジジュースを飲んでおり、とても美味しかったのが印象的で日本にいる今でも毎朝のオレンジジュース(正確にはポンジュース)は欠かせないものとなっている。
ちなみにオレンジジュースはスペイン語で” zumo de naranja(スモ・デ・ナランハ)”と言う。スペインでは役に立つ言葉なので、覚えておきたいところだ。
それでは今日はこの辺で。
¡Hasta luego!(See you later!)
『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』大手町のランダムウォーカー、わかる
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貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュ・フロー計算書(C/S)の財務諸表3表について、「この財務諸表はどの企業のものか」を問うクイズ形式、そしてクイズ参加者たちの会話形式を通じて楽しく学ぶことができる。
僕は経営している会社で毎年財務諸表(決算書)を作成しており、また株式投資もやっているにもかかわらず未だに財務諸表を読むのは苦手なのだが、本書はとても分かりやすく、楽しみながらサクサク読むことができた。
財務諸表の知識は株式投資や企業経営はもちろん日常生活にも役立ちそうだし、なんだか公認会計士の勉強をしたくなってきたよ。
初心者の方だけでなく、会計や財務諸表に携わる全ての方に読んで欲しいとてもおすすめの本である。
『うつくしが丘の不幸の家』町田そのこ
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新興住宅地「うつくしが丘」に立つ3階建ての家に住む人たちの人生ドラマが描かれた短編集。
同じく町田そのこの短編集である『コンビニ兄弟』に似ているかな?とも思ったけど、やっぱりこの人の短編集はそれぞれのストーリーが微妙にリンクされていて面白いわ。
本書の第三章「さなぎの家」では町田そのこさんの本領が発揮された不幸な女とゲスな男が出てきて、後の長編小説へつながったのではないかと思われる。
『アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記』渡辺雅史
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フリーライターでもある40代半ばの著者が兼業でウーバーイーツ配達員として働いた記録。
タイトルからして僕が愛読している『交通誘導員ヨレヨレ日記』シリーズと同じシリーズかと思ったのだが、どうやら出版社が違うらしく、構成も微妙に異なる。
便乗商法であれば紛らわしいのでやめて欲しい。
ところでウーバーイーツといえば、チェックしていたブロガーなどがコロナ禍で収入が減りウーバーイーツを始めた様子を記事やSNSでアップしたりしていたので結構親近感があるのだが、本書の著者はウーバーイーツが話題になる前の2018年から始めており、相当なベテランとも言える。
本書ではウーバーイーツの仕組みや日々の宅配の様子、客との印象的なやり取りが書かれているので、興味がある方は一読してみると良いだろう。
本家?の日記シリーズに比べると、職場での嫌らしい人間関係が書かれていないこと(これは、ウーバーイーツの特性上仕方ないかもしれないが)、また老年の悲哀が感じられないことからやや物足りなくもあるのだが、別物として十分に楽しく読むことができた。
飲食店のスタッフからは塩対応を受けることも多いウーバーイーツ配達員だが、本書にも書かれている通り「日本人はお金をくれる客にだけ優しい」というのには深く頷く部分があった。
著者の言う通りウーバーイーツは副業としては十分に魅力的な仕事だと思うので、僕も収入が減ったらやろうかな。
いや、やっぱこの年になると変なプライドが邪魔してきついわ。
『マンガでわかる中学数学 中1』学研プラス
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タイトル通りの本だが、マンガがメインで文章のみによる解説が最小限にまとめられているのでサクサク読み進められるのが良い。
マンガ自体がギャグマンガの要素があって面白く、ジャガーさん(『ピューと吹く!ジャガー』)を思い出したよ。
中1の数学をザックリと学ぶには最高の本だったんだけど、中2と中3は無いのかな?
近年はマンガで楽しく勉強できる教材が増えていて羨ましい限りだけど、親は子どもにこのような本を惜しみなく買ってあげて欲しいなぁ。
『元証券ウーマンが不動産投資で7億円』八木エミリー
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証券会社勤務で普通のサラリーマンと変わらず年収数百万円程度だったが、不動産投資を始めて数年で総資産7億5,000万円(7棟)を築いた若い著者による不動産投資の入門本。
それほど専門知識がなくともサクサク読むことができ、大手企業勤務や士師業、数百万円程度の年収があったり金融資産を持っていたりすると十分に金融機関から不動産投資のための融資を受けられる資格があることがわかり、「自分でも不動産投資できるんじゃないか」と読んでいてワクワクさせられる本だ。
僕もせっかく司法書士として不動産に関わる仕事をしているわけだから、株式・債権や為替だけでなく、不動産投資もしたくなったよ。
成功して梅田の駅前に自社ビル建てることを夢見て、今から不動産投資の勉強しとくか。
ところで一点気になったのは、法人化の項で「行政書士など専門家の報酬」と書かれていたけど、不動産登記と同じく、会社設立の専門家は行政書士ではなく「司法書士」であり、行政書士が登記申請書の作成をするのは違法行為である。