司法試験・予備試験の勉強を始めてから、司法書士の研修などで忙しく勉強できなかった時期を除いて、4ヶ月ほどかけてようやく憲法(日本国憲法)の1回転目が終了しました。
そこで、自身の振り返りも兼ねて、使用した参考書(テキスト)や勉強方法などをご紹介したいと思います。
なお、私は現在完全に独学で勉強していますので、あくまでいち受験生の意見として参考にしてください。
私が短答式対策にメインで使用しているテキストは『逐条テキスト』です(以下、紹介する書籍は現時点における最新版を載せています)。
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本書は、その名の通り条文を順番に紹介して解説しているものです。
私は行政書士試験および司法書士試験に合格していますのである程度の憲法の知識は有していますが、初学者であれば本書だけだと分かりづらいと思いますので、他に基本書などを併用して理解を深める方が良いと思います。
私が『逐条テキスト』以外に使用した参考書でおすすめの本は、憲法教科書の定番とも言える芦部信喜の『憲法』です。
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本書は深い内容にもかかわらずスラスラと読みやすいので、司法試験・予備試験受験生のみならず憲法に興味がある方全てにおすすめです。
他には、『伊藤真の憲法入門』。
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本書は受験生にはお馴染みの予備校・伊藤塾の塾長が書いたもので、著者の思想が書かれている部分は不要に感じますが、分かりやすくて特に初学者におすすめの本です。
それ以外では、司法書士試験の際に愛用していた『オートマシステムプレミア』と主に行政書士試験の際に愛用していた『判例まんが本』を復習を兼ねて読み返しました。
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『判例まんが本』は改めて読み返してみてとても優れた判例集だと思うのですが、私の知る限り受験生の間でイマイチ話題にならない?ようなのが残念です。
また、参考書以外にも日本国憲法に関する本は数多く出版されていますので、Amazonや書店で面白そうな本を見つけたら読むことにしています。
司法試験や予備試験は論文式がメインになりますから、様々な本を読んで幅広い知識を身に付け表現力を磨くことは論文式対策にも役立つと考えています。
さて、私は司法書士試験合格者という事情もあって早くから論文式対策をメインに勉強しているのですが、論文式対策で使用している参考書は『スタンダード100』です。
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本書は100問を超える過去問およびオリジナル問題とそれらに対する合格者による参考答案が収録されています。
論文式の勉強方法ですが、私は現在、問題を読んで検討した後、参考答案を丸写ししています(笑)。
私は予備校に通っておらず論文の書き方も分からないので、まずは考えながら書き写すことによって合格者の答案構成を体に叩き込むこと、そして思考方法および知識を習得することを目的としています。
単純に、「1科目100ある参考答案を全科目分丸暗記すれば受かるんじゃね?」といった土台無理かつ浅はかな考えもありますが、まずは成功者の真似をして徐々に自分の答案が書けるようになれば良いと思っています。
論文式は1日1~2問を目安に書いていたので、140近くある参考答案を全て書き写すのにはかなりの日数がかかりました。
ちなみに、現在は論文式対策:短答式対策が2:1くらいの割合で勉強しています。
行政書士試験および司法書士試験の憲法はそれほど深くないので知識不足もあって1回転目を終えるのには時間がかかってしまいましたが、今回憲法をがっつりと勉強してその面白さにすっかりハマってしまいました。
現在は民法の学習に入っていますが(こちらは司法書士試験の勉強で相当やったのでスムーズに進んでいます)、時折気分転換と復習を兼ねて憲法の本を読みながら、また何ヶ月後かに憲法学習に戻ってきたいと思っています。
なお余談ですが、上記でご紹介した本以外にも下記の判例集を購入したのですが、まだ読めていないので折を見て読み進めたいと思っています。
出典:amazon.co.jp
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以上、憲法学習の1回転目が終わったので参考書や勉強方法を振り返ってみました。
独学受験生の記録に過ぎませんが、何らかの参考になれば幸いです。