コロナ禍で読んだ本まとめ④

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はじめに

4~5月あたりに屋久島に行ってトレッキングでもしようかと思っていたのだが、大阪のコロナ感染者数が急増している現状では厳しそうだ。

このままだと、今年の旅行も11月に宮古島に滞在して終わりになるかも。

まあ、引きこもりでそれなりにストレスは溜まるけど、生活にはさほど困っていないし不合理に弾圧されているウイグル人のことを考えるとこの程度で文句は言っていられない。

しかし、航空会社から航空券セールのメールがバンバン来るんだけど、一方でテレビを付けると大阪府知事と東京都知事が外出自粛を要請しているこの矛盾。

企業は経済活動をしないとそれこそ結果的にコロナ以上の死者が出る可能性があるわけで、憲法を改正して緊急事態条項を創設あるいは法律を改正できないのであれば、人流を抑えるためには政府は企業と国民にお金を配ってお願いするしかないんじゃないの?

コロナは自然災害のようなものだし(人工ウイルスでなければ)、日本人に生まれて心から良かったとも思うけど、菅総理、小池都知事や吉村府知事がいくら国民にお願いしたところで、もはやその言葉は虚しく響くだけなんだよなぁ。

とにもかくにも、良い子はお家で本を読みましょう。

司法試験の勉強をしている関係で今回は憲法本が多めです。

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2020年コロナ禍で読んだ本まとめ

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コロナ禍で読んだ本まとめ②

2021年1月16日
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コロナ禍で読んだ本まとめ③

2021年3月22日

『私の身に起きたこと: とあるウイグル人女性の証言』清水ともみ


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中国共産党によるウイグル人弾圧について被害者の証言に基づき描いた漫画。

恥ずかしながらウイグル人権問題に関してはこれまであまり知らず、本書を読んでウイグル人弾圧の実情には衝撃を受けた。

法律云々以前にこの許せない人権侵害に対して、日本政府も国際社会も声を上げていかなければならない。

全ての日本人に読んで欲しい本だし、マスコミもコロナ煽りばっかりやってないでこのような問題をもっと取り上げて欲しい。

漫画は短く10分もあれば読める内容となっているので単行本の値段はやや高く感じるが、購入したら周りの人にも是非読ませてあげて欲しい。

ちなみに、Kindle版は値段が100円程度と安く、他の本と合わせてまとめて読むのがおすすめだ。


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『「魂の道」を行けば、ソウルメイトに必ず出会える』奥平亜美衣


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去年の夏の終わり頃、初めて会った瞬間からなんだか他人とは思えないような懐かしい感じのする人に出会い、波長が合う人なんて滅多にいないので驚いたことを覚えている。

その人とはもう会うことはなかったものの、ツインソウルやソウルメイトという言葉があることを知り気になったので本書を読んでみることに。

本書は女性向けの恋愛や結婚に対する心構えや引き寄せの法則について書かれたもので、他のスピリチュアルな本に比べてもとても分かりやすく、恋愛本にはさほど興味がない僕でも面白くてサクサクと読み進めることができた。

幸せは他者依存によりもたらされるものではなく自分次第である。魂の縁があれば必ず出会える。読んでいるとなんだか心癒され元気が出る本だった。

あ、ちなみに現在のところPrime会員ならKindleで無料で読むことができます。

『憲法主義 条文には書かれていない本質』内山奈月、南野森


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九州大学教授である憲法学者がAKB48のメンバーに対してマンツーマンの2日間に及ぶ憲法講義を行い、その内容をほぼそのまま収録した本。

おバカなアイドルに誰でも分かるように日本国憲法を教えるという内容かと思いきや、このAKB48の内山さん、なんと日本国憲法を全て暗記していて、本書を読んでいると相当頭の良い人物であることが分かる(慶應義塾大学にも入学しているし)。

分かりやすくてかつ質の良い憲法の基本を解説する本になっているのだが、初心者はもちろん、憲法学習者が理解を深めるためや気分転換のために読んだりするのにもおすすめだ。

『日本国憲法 八つの欠陥』百地章


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八つの章に分けて日本国憲法の問題点と改正の必要性について書かれた本。

東日本大震災やコロナ禍で問題になった緊急事態条項の欠如、憲法改正論議の中心とも言える第九条と自衛隊の存在、天皇の象徴性、憲法改正手続きの厳格さなど・・・

憲法学者と言えば憲法改正反対派ばかりかと思っていたのが、著者はそうではなくむしろ正反対で、意見が近いこともあって納得して読み進めることができた。

マスコミの情報などには流されず、全ての日本人はしっかりと憲法を学んで何が問題点なのかを自分自身で考える力を身に付けて欲しい。

女系天皇が認められて小室圭氏が皇族になっても良いの?

尖閣諸島が力ずくで中国の領土になっても良いの?

そして、日本人であることや日本の国家に誇りを持てなくなっても良いの?

『伊藤真の憲法入門 第6版』伊藤真


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法律系資格の予備校として有名な伊藤塾の塾長による憲法の入門書。

本書を読んでいると実際の講義を聴いているような気分になり、法律系資格の受験生が憲法学習の手始めに読むだけでなく憲法に興味がある一般人にもおすすめだ。

ただ、安倍政権の批判が繰り返しされていたりと、著者の思想が随所に書かれているのはあまり好きではない。

もちろん表現の自由として個人の書籍で思想を書くのは自由なのだが、伊藤塾の塾長が書いた憲法のテキストとして読む人が多いだろうし、テキストにあまり偏った思想は入れないで欲しいなぁ。

これだと、伊藤塾でも思想教育されるのかと思っちゃうよ。

あ、それ以外の本書の内容は憲法既修者でも新しい気付きがある良いものでした。

『あなたが未来に選択肢を残すための 「よりよい」生き方』美達大和


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無期懲役囚の超人・美達大和によって「学ぶ」「働く」「政治」「読書」「コミュニケーション」「生きる」「お金」「これから」の8つのテーマに分けて書かれた本であり、それぞれのテーマごとに著者おすすめの本も5冊ずつ紹介されている。

どちらかと言えば若者向けに書かれた本のようだが、とにかく生きるモチベーションが湧いてくるので、美達大和ファンはもちろん自己啓発本が好きな方にもおすすめしたい。

それにしても、美達大和さん最近立て続けに本を出すなぁ。

『罪を償うということ: 自ら獄死を選んだ無期懲役囚の覚悟』美達大和


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主に刑務所内の受刑者について書かれた本で、それに関連して死刑の必要性、ヤクザや半グレ、本人の罪についても書かれている。

少し前に出版された著者の『塀の中の残念なおとな図鑑』と重なる部分も多いのだが(単純に読み物としては『塀の中の残念なおとな図鑑』の方が面白かった)、それにしても著者の人間観察の鋭さや専門家顔負けの法律知識には驚かされる。

僕は美達大和ファンと言うか一種の畏敬の念にも似た思いを抱いているのだが、自分語りがやや煩わしく感じたり、IQや能力が高すぎるのかたまに付いていけないと思ったりするのも事実である。

刑務所内の実情について知りたい方は是非(法曹を目指している人には役に立つと思う)。

『司法書士になることは現代最強の生き残り策である』山本浩司


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司法書士試験の人気テキスト『オートマシステム』の著者による司法書士の仕事内容や魅力(年収、即独立可能、開業および営業にお金が掛からない、独占業務であるなど)および司法書士試験について書かれた本。

『オートマシステム』のファンだし司法書士の開業を控えている身なので読んでみたのだが、司法書士研修の内容に被るものもあるし、どちらかと言えば既に司法書士試験に合格した人よりもこれから司法書士試験を受けようと考えている人におすすめの本である。

ちなみに、著者は本書およびその他の著書でも司法書士試験には1,800時間で受かる旨を書いているが、少なくとも近年の司法書士試験ではごく一部の天才や幸運に恵まれた人を除いて、周りを見渡すと優秀な人でも3,000~4,000時間は勉強している印象なので、これから勉強を始める人は3,000時間は勉強するつもりでいた方が良いと思う。

おわりに

まだまだ引きこもりは続きそうだし、積ん読が溜まっているので頑張って読むか。

ワクチンまだかな。

え?アラフォーのおっさんのワクチン接種は最後ですって?