タイトルにある通り、最近、司法試験予備試験の勉強を始めました。
司法試験予備試験とは、司法試験の受験資格を得るための試験のことです。
司法試験とは裁判官、検察官又は弁護士(いわゆる法曹三者)を目指す人が受ける試験であり、その司法試験には以下の2通りの受験資格があります。
- 法科大学院課程の修了者
- 司法試験予備試験の合格者
法科大学院(いわゆるロースクール)に2~3年通うか、合格率4%前後(司法書士試験の合格率と同程度)の予備試験に合格するかですね。
私は法科大学院に以前から興味があり、学歴ロンダリングを兼ねて京都大学や大阪大学のパンフレットを請求してみたのですが、いざ調べてみるとさすがに旧帝大の法科大学院は合格率がそれなりに高いだけあって、日中は授業と勉強でほぼほぼ潰れそうな感じでした。
関西には現時点で夜間の法科大学院が存在していないようで、いくら時間の融通が利く自営業とは言っても仕事をしながら法科大学院に通うのは不可能に思えたので、予備試験ルートを選ぶことにしました。
私は司法書士試験の合格者なのですが、司法試験ではなく受験資格のない司法書士試験を選んだ理由として、元々は法律を仕事にするつもりはなく半ば趣味で勉強をしており、当時の私には受験資格がある司法試験は敷居が高いと感じられたことがあります(法科大学院は仕事があるので通えず、予備試験はとにかく難しいイメージがあった)。
ただ、今年から司法書士として法律の仕事を始めるにあたって、仕事としては司法書士のメイン業務である登記業務よりも弁護士のメイン業務である裁判業務に携わりたいという思いが強くなってきたわけです(ちなみに登記法は嫌いだが訴訟法は大好きである)。
司法書士試験の合格からもう3年以上が経過しているので、とりあえず今は復習を兼ねて憲法の基本テキストを読み込んでいるところです。
予備試験が難しいのは分かりきっているので勉強を始める前はなかなか気が進まなかったのですが、司法書士試験受験生時代の習性なのか、いざテキストを開いてみると高い集中力が発揮でき、やっぱり法律の勉強は面白くて「コロナ禍で時間があったのになんでもっと早く勉強しなかったんだろう」という思いにさせられました。
仕事をしながら独学でマイペースに勉強を進める予定なので時間はかかりそうですが、今後、司法試験・予備試験に関してもたまにブログを書いていきたいと思っています。
“I don’t have dreams, I have goals.”
「夢なんか持っていない、目標を持っているんだ。」
――ハーヴィー・スペクター
出典:amazon.co.jp