常夏の宮古島を250ccのレンタルバイク2人乗りで駆け抜ける。伊良部大橋の強風には要注意!

まるで天国へと続くかのような一本道

沖縄の離島を訪れた際はレンタルバイクで島を巡るのがお決まりとなっているのだが、今回(2020年)の宮古島滞在中にもレンタルバイクで島を巡ってきた。

宮古島は以前にも何度かレンタルバイクで巡って過去記事にも書いたのだが、今年はコロナ禍で他にはどこにも旅行に行けずブログ記事を書けなかったこともあり、せっかくなので最新の宮古島の様子(と言っても景色は大して変わっていないが)を写真と共にご紹介したい。

展望台から入り江を望む

宮古島をレンタルバイクで一周!絶景のドライブコースを走りイムギャーマリンガーデンへ

2017年11月13日

今回は東京の友人と数日間一緒だったのだが、GoToトラベルの地域共通クーポンが使えることもあって、宮古島保健所の近くにあるBIGJOYで2人乗りできる250ccのドラッグスターをレンタルした。

レンタルしたドラッグスター。料金は1日で5,800円

レンタルしたドラッグスター。料金は1日で5,800円

600ccのスティードもあるようだが、この日利用できるアメリカンタイプは250ccのドラッグスターかマグナしかなかった。

とは言え、観光客が増えた影響なのか、ここ最近は宮古島でも中型・大型バイクをレンタルしているところが増えてきているようで嬉しい。

宮古島おすすめのツーリング・ドライブコースと言えば、市街地から国道390号線を南に走って与那覇前浜(よなはまえはま)と来間島(くりまじま)を訪れ、そこから宮古島の東南端にある東平安名崎(ひがしへんなざき)を目指すのが定番だろうか。

あるいは、市街地から伊良部大橋を渡って伊良部島を巡るのも良いが、伊良部大橋は冬季は北風が凄まじいのでバイクだと注意が必要だ。

今回はまず市街地から与那覇前浜を目指すことにした。

例えどんな美人であっても時の経過と共にその表面上の美しさは色褪せていくものだが(無常)、与那覇前浜ではまるで時が止まっているかのように、相も変わらず美しい景色が広がっている。

与那覇前浜。やっぱりここが日本で一番綺麗なビーチだと思う

与那覇前浜。やっぱりここが日本で一番綺麗なビーチだと思う

コロナの影響で中国人観光客は姿を消したものの、GoToトラベルもあってか、この日は10月末の平日にもかかわらずビーチでは日本人観光客の姿を多く見かけた。

10月末でもまだまだ泳げる

10月末でもまだまだ泳げる

与那覇前浜の近くにある来間大橋を渡った先にある来間島の竜宮城展望台から見る景色は宮古島でも一二を争うほどの絶景である。

竜宮城展望台からの景色。来間大橋と対岸に見えるのは宮古島

竜宮城展望台からの景色。来間大橋と対岸に見えるのは宮古島

人口5万人程度の離島とは言え宮古島の市街地はかなり都会に感じるのだが(都会度は那覇>石垣>宮古と言った感じ)、ひとたび市街地を抜けると、サトウキビ畑が広がる沖縄らしい原風景が広がっている。

宮古島まもる君が見守る交差点を抜け、駆け抜ける県道235号線。

県道235号線沿いにあるうえのドイツ文化村。ちょっぴりファンタジーな風景

県道235号線沿いにあるうえのドイツ文化村。ちょっぴりファンタジーな風景

宮古島南の海岸線を伸びる県道235号線は宮古島でも一番のドライブコースで、突き抜ける青空の下、宮古ブルーの海を横手に眺めながらバイクで走るのは最高に気持ちが良い。

まるで天国へと続くかのような一本道

まるで天国へと続くかのような一本道

ところでこの日は快晴で、10月末にもかかわらず30度を超えるのではないだろうかという真夏の暑さだった。

ヘルメットにサングラス、マスクというさながらアサシン(暗殺者)のような出で立ちで走っていたのだが、風でヘルメットが後ろにずれていたせいか、ほんの数時間走っただけでひどく日焼けしておでこと手の皮がベロベロにめくれてしまった。

今年はコロナ禍による引きこもりが続き、開放感のせいか別に日焼けしても良いやくらいの軽い気持ちで日焼け止めも塗らずに走っていたのだが、アラフォーという年齢のせいもあってか、日焼け後は顔にシミができてひどく後悔している。

宮古島はやはり南国で、日焼け止めを忘れちゃダメよ、という話である。

たどりついた東平安名崎の駐車場では、コロナ禍に関東から移住してきたらしい夫婦がやっているフードトラックがあったので、ここでランチをいただくことにした。

東平安名崎で営業しているフードトラック

東平安名崎で営業しているフードトラック

殻ごとバリバリいただけるガーリックシュリンプに宮古島の気候にマッチする皮が入った濃厚なレモネードが美味い。

ガーリックシュリンプ(800円)とレモネード(400円)

ガーリックシュリンプ(800円)とレモネード(400円)

マーケティングに力を入れているのか、インスタにあげるという条件でおまけにサーターアンダギーを1つずつ貰ったのだが、インスタはやっていないのでブログで紹介しておくことにする。

太平洋と東シナ海の大海原を望むことができる東平安名崎は、宮古島に来たら必ず一度は訪れたい絶景スポットだ。

東平安名崎から見る景色。大海原に釣り人ひとり

東平安名崎から見る景色。大海原に釣り人ひとり

東平安名崎からは北に走って池間島を目指すのも良いが、この日はいったん市街地に戻って伊良部島に行くことにした。

伊良部大橋は冬季は北風が凄くてなおかつ起伏があるのでバイクだとジェットコースター気分を味わえるのだが、昔天気が悪い日に伊良部大橋をバイクで渡ったときは本当に死ぬかと思ったものだ。

幸いにもバイクで吹っ飛ばされるという事故は起こっていないようだが、特にバイクに乗り慣れていない方は気を付けて欲しい。

伊良部大橋とみやこ下地島空港ができた影響か、以前は極めて素朴な島だった伊良部島の海岸沿いにも次々とリゾートホテルや飲食店が建設されている。

その影響もあってか、以前は美しいクリームソーダ色だった渡口の浜(とぐちのはま)の海の色もどこか濁っているように見えた。

渡口の浜。伊良部島を代表するビーチだ

渡口の浜。伊良部島を代表するビーチだ

空港が開業したからか、空港を取り囲む17エンドへと続く道も現在は車両立ち入り禁止になったようだ。

みやこ下地島空港周辺の道。ここから見る海は伊良部島・下地島の中でもとりわけ美しい

みやこ下地島空港周辺の道。ここから見る海は伊良部島・下地島の中でもとりわけ美しい

ちなみに、17エンドは夕日スポットとしても人気がある。

下地島空港のエメラルドグリーンの海に沈む夕日

下地島空港の17エンドから見る絶景の夕日(サンセット)

2017年11月12日

伊良部島ファンとしては、島が便利になって嬉しい気持ちもあるが、素朴な離島感が失われていき、海の色も色褪せて悲しい気持ちもあり複雑な気分である。

それはともかく、2020年にレンタルバイクで巡った宮古島の風景を簡単にご紹介した。

日焼けはするものの常夏の気候と潮風を肌で感じられるバイクはおすすめなので、宮古島に来たら是非レンタルバイクで島を巡ってみてはいかがだろうか。

伊良部島側から伊良部大橋を望む

伊良部島側から伊良部大橋を望む