【HOTEL385宿泊レビュー】宮古島の繁華街近くにある新しいホテル。朝食や客室などご紹介

「HOTEL385」のツインルーム

はじめに

2020年はコロナ禍でこれまでどこにも旅行に行くことができなかったのだが、今年もなんとか無事に宮古島を訪れることができた。

宮古島には毎年10~11月に訪れて1ヶ月弱滞在するのが恒例になっているのだが、今年はコロナが心配なこともあり10月下旬から2週間程度とやや短めの滞在となった。

今回宿泊したのが宮古島の市街地に2018年7月にできた新しいホテルである「HOTEL385」。

「HOTEL385」外観。駐車場あり

「HOTEL385」外観。駐車場あり

ホテルの宿泊予約はアゴダ(agoda)で行い、ツインルーム(朝食付き)の宿泊料金は14泊の滞在で元々の料金が156,613円だったが、GoToトラベルで35%(49,833円)の割引が適用され、最終料金は106,780円だった。

また、35%の割引とは別に15%相当(24,000円)の地域共通クーポンをいただいた。

地域共通クーポン。ファミマや一部の飲食店、土産物屋、レンタカーなどで利用可

地域共通クーポン。ファミマや一部の飲食店、土産物屋、レンタカーなどで利用可

ちなみに、GoToトラベルではホテルと一緒に航空券も予約すると航空券も割引対象となるが、僕は2週間と長めの滞在で航空券は別途セールで購入したこともあって今回はホテルのみの予約となった。

いつもは1ヶ月弱の滞在なのでウィークリーマンションを借りているのだが、今回はGoToが使えたこともあって以前から気になっていたこのホテルに泊まることにした。

結果として満足のいく滞在だったが、2020年コロナ禍におけるホテルでの滞在の様子、朝食や客室などを以下にご紹介したい。

チェックイン

「HOTEL385」は宮古島最大の繁華街である西里通りから歩いてすぐの場所にある。

宮古島を訪れる前は島の人たちはそれほどコロナを気にしていないと思っていたのだが、むしろその逆で、人口密集度が高くない割りにマスク着用率は高く、そして悪霊退散のごとくこのホテルを含めた飲食店など島の至る所にアルコール消毒液が設置されていた。

「HOTEL385」の1階フロント前。モダンな雰囲気

「HOTEL385」の1階フロント前。モダンな雰囲気

ホテルスタッフの対応は総じて丁寧で、受付で地域共通クーポン(紙クーポン)を受け取り、チェックイン手続きを済ませて部屋へと向かった。

ツインルームの客室

「HOTEL385」は6階建てだが、今回滞在したのは5階のツインルーム。

さすがに新しいホテルだけあって、ルームキーはなく、部屋の鍵や夜間のホテル入り口は暗証番号で解錠するという離島とは思えない斬新なシステムに衝撃を受けた。

ツインルームの客室は清潔で広々としており快適だ。

「HOTEL385」のツインルーム

「HOTEL385」のツインルーム

最近は宮古島でもワーケーションらしき人をちょこちょこ見かけるようになったが、冷蔵庫はもちろん電子レンジやIHコンロもあるので一人旅の長期滞在にも良さそうである。

寝心地の良いベッド。一人旅だと空いているベッドは荷物置き場になる

寝心地の良いベッド。一人旅だと空いているベッドは荷物置き場になる

無料の洗濯機や乾燥機もホテル内にいくつか設置されている。

ちなみに余談であるが、僕は一週間以上の長期滞在をする際、ホテルに到着後スーツケースの中身をほとんど全て出して部屋を自分の空間に作り上げるのが何気に好きである。

所有物を設置した状態。今日は何色のシャツを着ていこうかしら

所有物を設置した状態。今日は何色のシャツを着ていこうかしら

バスルームも広々としていて使いやすい。

広々として綺麗なバスルーム。トイレはもちろんウォシュレット付き

広々として綺麗なバスルーム。トイレはもちろんウォシュレット付き

部屋といいバスルームといい、雰囲気はなんだかおしゃれなデザイナーズマンションといった感じがする。

バスタブ付きのシャワールーム

バスタブ付きのシャワールーム

概ね過ごしやすい部屋なのだが、不満点があるとすれば椅子が長時間のPC作業には適していない点だろうか(ちなみに、Wi-Fiはさほどストレスなく使えた)。

仕事が忙しいときは日中のほとんどを椅子に座って過ごすこともあるので、長期滞在のビジネス客を見込む世界中のホテルオーナーは、腰痛の悲劇を防ぐためにも是非椅子の重要性を頭に入れておいてもらいたい。

市街地にあるホテルなので景観は期待していなかったのだが、5階にある部屋のバルコニーからは宮古島の市街地の向こうにわずかに伊良部大橋と海を望むことができた。

5階客室のバルコニーからの景色。ちょっぴりオーシャンビュー

5階客室のバルコニーからの景色。ちょっぴりオーシャンビュー

宮古島市街地に沈む夕日

宮古島市街地に沈む夕日

レストラン「珊瑚食堂」での朝食とランチ

朝食はホテルの1階にあるレストラン「珊瑚食堂」でいただく。

レストラン「珊瑚食堂」

レストラン「珊瑚食堂」

現在はコロナ禍のため朝食は従来のワンプレートからお弁当に変更されており、レストランだけでなく部屋でいただくことも可能だ。

コロナ禍における「HOTEL385」での朝食

コロナ禍における「HOTEL385」での朝食

お弁当はスーパーで販売されているようなものと大差はなく美味しいのだが、さすがに14泊もしていると飽きてしまった。

レストラン「珊瑚食堂」ではお昼になるとランチを提供している。

おしゃれな雰囲気でゆったりとした店内

おしゃれな雰囲気でゆったりとした店内

ホテルのレストランらしくランチメニューはこじゃれた料理が多く、サラダ・スープ・パン(ライス)・ドリンクが付いて料金は1,000~1,300円。

レストラン「珊瑚食堂」のメニュー

レストラン「珊瑚食堂」のメニュー

ホテル滞在中に何度かランチで利用したが、いただいた料理はどれも美味しく、特にパスタ好きにはパスタの種類が豊富なのが嬉しい。

前菜のサラダ、スープにパン

前菜のサラダ、スープにパン

シェフの気まぐれパスタ。この日はミートソースのフェットチーネ

シェフの気まぐれパスタ。この日はミートソースのフェットチーネ

「モッツァレラチーズとバジルのトマトパスタ」はモッツァレラチーズの食感があまりにもモチモチしていて、なんだかマルタ共和国で食べたモッツァレラチーズのパスタを思い出した。

モッツァレラチーズとバジルのトマトパスタ

モッツァレラチーズとバジルのトマトパスタ

「びよーん」「びよーん」

さながら餌に食らいつくハムスターのようになかなか噛み切れずに伸びまくるモッツァレラチーズと格闘しながら、「これは婚活で気になる女子と食事をした際に困るヤツや」などとわりかしどうでもいいことを考えていた。

こちらは沖縄県産豚のカツレツ。ボリュームたっぷり

こちらは沖縄県産豚のカツレツ。ボリュームたっぷり

コロナの影響もあるのかレストランは空いていることが多く、食後にホットコーヒー片手に宮古毎日新聞を読みながらゆったりとした時間が流れる宮古島の午後を過ごすことができた。

ちなみに、晩ご飯は西里通りが近いのでいくらでも飲食店は見つかると思うが、ホテルの目の前には僕が宮古島でよく利用するワインバー「ガリンペイロ」や居酒屋「南楽」があるのでこちらもおすすめだ。

プッタネスカのスパゲティと白ワイン

宮古島のお洒落なワインダイニングバー「酒と旅 ガリンペイロ」での食事

2016年11月4日
「南樂」のおまかせコース

宮古島の居酒屋「南樂(なんらく)」カウンター席で一人客におすすめのコースを堪能

2017年12月7日

ホテルに併設してバー「Sunday’s」もあるので、ホテルからほとんど出歩かずに飲んだくれることも可能である。

チェックアウト

宮古島では久しぶりのホテル利用となったが、十分に満足のいく滞在となった。

今回はGoToトラベルで安く滞在することができたが、通常だと1泊あたり1万円は超えるようなホテルなので、宮古島に1ヶ月近く滞在する僕にとってはやや予算オーバーなのだが、2人で利用する場合や短期滞在であれば十分にリーズナブルなホテルと言えるだろう。

宮古島ではリゾートホテルが次々にできているが、海の近くのリゾートホテルは概して市街地から遠いので、市街地の新しいホテルに滞在して食べ飲み歩きを楽しみたいという方には「HOTEL385」はとてもおすすめのホテルだ。

予約

ホテル情報

公式サイト:https://www.hotel-385.com/ja/

アクセス:宮古空港から車で約10分、下地島空港から車で約25分

駐車場:あり

住所と地図:沖縄県宮古島市平良字西里561