はじめに
「10km50分切りは中級ランナーの入り口だよ。Born to run」
ある日、僕のランニングの師匠であるプロフェッショナル・ランナーのスサノオ君がこんなことを言っていた。
個人的な体感としても、10km50分というタイムはランニング中級者の入り口のように思える。
僕は数年前に趣味とダイエットを兼ねてランニングを始めたのだが、惰性で走っているのかそれとも加齢による衰えか、ここ2年ほどはタイムが伸びるどころかむしろ遅くなってきた。
普段の10kmランニングでは1時間弱(半分は山道だが)、たまに出るハーフマラソンでは2時間も切れない有様だ。
このままではいけないと思い、不惑の年を迎える2020年に入って本格的にランニングに取り組むことにした。
それに伴ってランニンググッズをいくつか購入したのだが、本記事では、僕がランニングのタイムを縮めるのに役に立ったランニンググッズをご紹介したい。
僕は今では週2~3回ランニングをしているが、50分ほどで10kmを2回、また3回に1回はゆっくりめのペースで15kmを走っている。
現在の目標は、10kmのタイムを50分から少しでも縮めることと、1km5分のペースで走れる距離をできるだけ伸ばすことだ(まずはハーフを目標にしている)。
初級ランナーを脱したい方や少しでもタイムを縮めたい方は、本記事を参考にランニンググッズの購入を検討してみてはいかがだろうか。
※残念ながらここ最近はコロナの影響でバフを巻きながら走ることになり、また暑さもあってペースを落とさざるを得なくなったのだが、これを乗り越えればより一段と成長できると思う。
オークリーのサングラス
サングラスをかけて走り出すと、いつもの空が違って見える。そんなアナザー・スカイ。
以前はサングラスなんて不要だと思っていたのだが、今ではランニングをする際にサングラスは欠かせないアイテムになっている。
出典:Amazon.co.jp
太陽が眩しくない、虫や花粉や雨の侵入を防ぐことができるというメリットもあるが、個人的に感じている一番のメリットは集中力がアップするということだ。
ランニングをしていると、散歩をしている人たちや何故か山の中で群れているヤンキーイカした若者たちの視線が気になったりするものだが、サングラスをかけるとそれらの視線が不思議と周囲の景色と同調し、心を乱されることなくランニングに集中することができる。
色々とネットで調べた上でオークリー(Oakley)の「レーダーロックパス」のモデルを購入したのだが、顔にピッタリとフィットしてランニング中にずれることもなく快適だ。
イチローが愛用していることでも知られるオークリーのサングラスは見た目も格好良いし、ランニング時だけではなく、沖縄の離島なんかに旅行に行った際、バイクに乗ったりビーチでくつろいだりする時にも大活躍しそうだ。
ガーミンのランニングウォッチ
ランニングのタイムを縮めるためには、ランニングウォッチやランニングアプリなどを活用して自分のペースを把握することも大切だ。
僕は以前はタイムを計測するのにiPhoneのランニングアプリを使用していて、性能こそ悪くはないもののランニング中にタイムを確認するためにいちいちiPhoneを取り出すのは面倒くさいし、そもそも近所を走るのにiPhoneをアームバンドに入れて持ち運ぶのも面倒くさかった。
そんなわけで、ネットで調べてランナーに評判の良かったガーミン(Garmin)のランニングウォッチ(230J)を購入することにした。
出典:Amazon.co.jp
このランニングウォッチは、1km走るごとにバイブと音で通知してくれるので、1kmごとのタイムを確認しながらペース配分して走ることが可能だ。
ガーミンのランニングウォッチには様々な機能が付いた高価なハイエンドモデルもあるが、ランニング中にタイムが分かれば十分な僕にとってはエントリーモデルとも言える230Jで十分だった。
230Jには5ATMの防水機能があり、雨の日のランニングや汗をかいた後にさっと洗い流すことも可能だ。
ランニングウォッチは様々なメーカーから発売されているが、迷っている方はガーミンのランニングウォッチを試してみてはいかがだろうか。
タビオの5本指ソックス
靴はもちろんだが、靴下もランニングのタイムを縮めるためには重要なアイテムだ。
僕は5本指ソックスが走りやすいのでお気に入りだが、その中でも現在愛用しているのが日本が誇る靴下メーカーであるタビオ(Tabio)の5本指ソックス「レーシングラン」だ。
出典:Amazon.co.jp
さすがに老舗の靴下メーカーが作るランニングソックスだけあって、走り心地は抜群だ。
「レーシングラン」は1足1,760円と靴下にしては決して安くはない値段なのだが、その値段に見合うだけの耐久性がある。
以前履いていたのは2足で同じくらいの値段の安価な5本指ソックスなのだが、この靴下が2足破ける頃になってもタビオの靴下はまだ破れず、タビオの靴下の方が性能的にもコストパフォーマンス的にも優れている結果となった。
「レーシングラン」よりも値段はやや高くより薄い素材でできた「レーシングラン・プロ」もあるのだが、こちらの方が今履いている靴(ちなみにアシックスのターサージャパン)のサイズに合うので、現在は「レーシングラン・プロ」を愛用している。
ランニングには5本指ソックス、そして5本指ソックスならタビオはおすすめだ。
スポーツドリンクのヴァーム
ランニンググッズと言うか飲み物なのだが、最後にご紹介したいのがスポーツドリンクのヴァームだ。
出典:Amazon.co.jp
以前までスポーツドリンクはあまり信用していなかったのだが、ヴァームを飲んだ後に走ったところ、明らかに持久力がアップしてタイムが縮んだので、現在ではランニング前にストレッチをしながらヴァームを飲むことは欠かせない習慣となっている。
ヴァームにはノーマルタイプのグレープフルーツ味もあるが、ピンクグレープフルーツ味の「ヴァームダイエット」の方が味も好みで値段も安く、また効果に差異が感じられなかったことからこちらを愛飲している(別にそこまでダイエットに熱心なわけではない)。
また、美肌効果があると言われるコエンザイムQ10が含まれた「スーパーヴァーム」もあり、意識高い系男子の僕はこちらにも惹かれたのだが、「ヴァームダイエット」に比べると値段はかなり高く、効果にも差異が見られなかった(走り終わった後、心なしかお肌は輝いていたような気はする)ので見送った。
ちなみにヴァームには値段が安いパウダータイプもあるのだが、こちらは何故かあまり効果が感じられず、また面倒くさいこともあって僕は缶タイプを愛飲している。
人によって好みは分かれると思うので、色々と試してみて欲しい。
「ヴァームダイエット」缶は1本200円弱と決して安くはないのだが、1本200円のビールを飲んでだらけた生活を送るよりもヴァームを飲んで走る方が遙かに価値がある。
戦う男はビールよりもヴァームを飲むのだ!
おわりに
以上、僕が10km50分を切るために使用して実際にタイムを縮めるのに効果があったランニンググッズをご紹介した。
高価なランニンググッズを揃えると、(良い意味で)他人にも見られているような気がして、不思議とランニングにも気合いが入る。
ちなみに余談であるが、上記にご紹介したオークリーとガーミンに加え、普段着用しているランニングウェアもほとんどがナイキとアメリカのブランドが多い(日本ブランドは靴下のタビオと靴のアシックスだけである)。
デザインや使いやすさを考慮した結果なのだが、気が付けばパソコンもデル、スマホもiPhoneとアメリカナイズドされているので、技術力で負けていない日本のメーカーにはもっと魅力的な商品を出して欲しいと願わずにはいられない。
それはともかく、ランニンググッズは人によって合う合わないがあると思うので、ファッション気分で是非色々なランニンググッズを試してみて欲しい。
くれぐれもコロナ対策、熱中症対策は忘れずに!