セブ島初日~サンミゲルのビールしかないフィリピンのバー~

セブ島のバー

マクタン・セブ国際空港に着いたのは午後9時過ぎ。空港でタクシーを拾ってホテルに向かう。空港で待機しているタクシーには2種類あり、右側の列がホワイトタクシー、左側がイエロータクシーだ。イエロータクシーの方が初乗り70ペソ(1ペソ=約2円)で高いらしい。右側のホワイトタクシーには長蛇の列が出来ており、最初よく分からずそこに並んでいたのだが、イエロータクシーのスタッフらしき人に聞いてみるとホテルまで300ペソ程度だというのでイエロータクシーに乗ることにした。

滞在しているホテルがあるセブシティまでは約30分程度。タクシーで初めてセブシティを走ったときの印象はとにかく「暗い」だった。明かりが少ない。大阪や東京の明るい夜に慣れすぎているのだろうか。セブ島はリゾート地のイメージがあったので、夜はもっとネオンがギラギラしているもんだと勝手に思ってた。古い建物も多いしまるでゴーストタウンに来たかのようだ。

セブ島の暗い夜に若干不安を感じながらセブシティにあるクエストホテルにたどり着いたのは午後10時頃。タクシー料金は正確には覚えていないが300~400ペソ程度だったように思う。チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いてロビーに出ると、ほどなくしてギルバートが現れた。感動の再会だ。

若干旅の疲れがあったものの、せっかくなので夜の街を見て回ることにした。前述の通りセブシティは暗いので、あまり歩き回りたいとは思わない。ひとまずタクシーに乗って近くのバーに向かう。

フィリピンで初めてのバーだ。噂には聞いていたが本当にサンミゲルのビールしかない。バラエティは色々あるものの全てサンミゲルが作っている。苦みのあるサンミゲルピルセン、海外ではお馴染みのサンミゲルライト、高級なサンミゲルプレミアム、アルコール度数の高いレッドホース、黒ビールのセルベサニグラ、甘いアップルやレモンフレーバーなんてのもある。全てサンミゲルだ。

一番の驚きはサンミゲルライトを頼んだときにライムと一緒に出てこないことだ。フィリピン以外の国ではフィリピンのビールと言えばサンミゲルライトが定番で、コロナのようにライムを入れて飲むのが人気である。少なくともタイではそうだった。ライムがないとただの軽いビールと言った感じでどうも物足りない。

ビールの値段も安い。銘柄と場所によっても異なるが70ペソ(約140円)くらいが多いだろうか。タイのバーで飲むビールが70~100バーツ(約210~300円)程度なのを考えると半分~3分の2程度の値段だ。ここまで安いとお金のことを気にすることがなくなる。お金持ちの気持ちが少しだけ分かるような気がした。

セブ島のバー

セブ島のバー

軽く食事をしてビールを飲んだ後はバーやナイトクラブが立ち並ぶセブ島の繁華街マンゴーストリートに行ってみた。

セブ島初日 Vol.2~セブ島の繁華街マンゴーストリートに行ってみた~に続く