宮古島の友人が新しく居酒屋をオープンしたとのことで行ってみることにした。
「かりゆし居酒屋ひらしん」は、数多くの飲食店が集う平良市街地の中心部からは少し外れた下里通りの南に位置している。
マンションを出発して自転車で居酒屋に向かっていたところ、最近宮古島の市街地中心部をハムスターのごとくグルグルグルグル回っているチャリンコ暴走族に遭遇してウザかった。
お店に到着後、一見すると居酒屋らしくないバーっぽい雰囲気の店内に入り、カウンター席に座って生ビールをいただく。
生ビールを飲んで一息ついた後、まずは串焼き盛り合わせをいただいた。
このお店の食事メニューには沖縄料理は少ないのだが、料理には力を入れているようでなかなか凝った料理を提供している。
串焼きも本格的で美味しく、勢いよく完食し続いて大葉ギョーザを注文。
大葉の天ぷらは大好きだしサクサクとした食感が美味しいのだが、普通の餃子が食べたかったんやスマン。
できたばかりのお店ということもあってか、カウンター席には僕一人しかおらず、店内にはお客さんもまばらでゆっくりと飲むことができた。
この日の締めにはイカスミ焼きそばをいただいた。
これが大当たりで、今まで食べたイカスミ焼きそばの中でも一番ではないかと思えるほどの美味しさだった。
このお店の店員さんは20~30代(多分)と若く、その多くがリゾートバイトのようだ。
おのおの調理や仕込みに忙しくしているようでなかなか話す機会はなかったが、店員さんの中には知り合いがいたこともあって(宮古島で夜な夜な飲み歩いていると飲食店の知り合いが増える)、何度か来店しているとある日リゾートバイト女子との話が盛り上がった。
女子「今まで行った場所で一番良かったところはどこですか?」
僕「宮古島です」
女子「今まで行った場所でもう行きたくないところはどこですか?」
僕「モロッコです」
宮古島のリゾートバイト女子と言えば大抵が旅好きで、離島や海外の話を持ち出されるとおじさんは否が応でも燃える(燃えているのかこれ?)。
このお店には今回の宮古島滞在中に合計で3度訪れたのだが、3度目の来店時には、店員さんがおすすめしてくれた山芋チーズ、センポコに銀杏、そして高菜チャーハンをいただいた。
山芋チーズの鉄板焼きと聞くと、てっきり短冊切りにした山芋をチーズと一緒に炒めたものかと思ったのだが、提供された山芋チーズは僕の想像を遙かに超える大阪チックな料理だった。
山芋チーズはフワフワトロトロの食感が美味しく、ビールのアテには最高の一品だ。
センポコとは大動脈のことらしく、コリコリとした食感がクセになりそうだ。
高菜がふんだんに使われて緑色をした高菜チャーハンは、高菜の食感と風味が絶妙で、イカスミ焼きそばに負けず劣らず美味しい一品だった。
「かりゆし居酒屋ひらしん」でいただいた料理はどれも美味しく、一人でもゆっくりと食事をすることができるのでおすすめだ。
宮古島の居酒屋は一人では入りづらいところも多いので、今後このお店も宮古島に来た際の夜の食事のレパートリーに加えたい。
ちなみに、僕が宮古島滞在中に一人でよく訪れる居酒屋と言えば他に「南樂」や「島おでんたから(食事時はなかなか入れない)」があるが、こちらもおすすめなので合わせてチェックしてみて欲しい。
さすがに酒飲みの街・宮古島。料理もお酒も美味しく、今年も1ヶ月の滞在で5kg太ってしまった。
店舗情報
営業時間:18:00~24:00
定休日:木曜日
住所と地図:宮古島市平良下里939
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。