沖縄の小さな離島では晩ご飯に困ることが多い(特にオフシーズン)。
居酒屋で一人で食事をするのもなんだか飽きてきたし、最近ではホテルや民宿で晩ご飯が付けられる場合はそちらで済ますようにしている。
座間味島と阿嘉島で泊まったホテル(民宿)では晩ご飯が付いていたのだが、渡嘉敷島で泊まったホテルでは晩ご飯が付いていなかった。
観光客で賑わう渡嘉敷島の阿波連集落には飲食店の数もそれなりに多いが、11月のオフシーズンだと臨時休業なんてこともよくある(沖縄の離島あるある問題)。
渡嘉敷島での3泊の滞在中、2日間は「café島むん+」、最後の1日は「海鮮居食屋シーフレンド」で晩ご飯をいただいた。
「海鮮居食屋シーフレンド」は阿波連ビーチの目の前にある。
このお店は滞在していたホテル「シーフレンド」が経営するレストランで、ホテルからもすぐ近く、ホテル宿泊客の朝食もこちらで提供される。
店内は結構広く、ファミレスやチェーンの居酒屋と言ったような雰囲気。
テーブルに座り、まずは生ビールとジーマミ豆腐をいただく。
ジーマミ(地豆)とは沖縄の方言で落花生(ピーナッツ)のことで、ジーマミ豆腐とはすなわちピーナッツを使った豆腐のことである。
僕のお気に入りの沖縄料理の1つなのだが、モチモチとした食感が食欲をそそるので前菜にはピッタリだ。
「海鮮居食屋」なんて名前が付いているし、せっかくなので海の幸を食べようと、続いてタコの唐揚げと鉄火巻きを注文。
タコの唐揚げは美味しいのだが、値段の割に量が少なく感じられたのが残念だった。
沖縄の離島の食事は概して量が多いイメージなので、都会で食事をするときに比べて量が少なかったときの失望感が半端ない。
鉄火巻きは大抵どこで食べても外れのない一品だが、マグロの有名な渡嘉敷島ではより一層美味しく感じる。
ビールを飲み干し、初めて見る泡盛「渡嘉敷」があったのでそれを注文し、おつまみにヒラヤーチーをいただいた。
泡盛「渡嘉敷」は渡嘉敷島の黒米を使用して久米島の米島酒造所で造られたというレアな一品だ。
ロックでもなみなみと注がれるのは離島の常だが、「渡嘉敷」は飲みやすくて美味しかった。
ヒラヤーチーとは「平焼き」を意味し、チヂミのような沖縄料理で酒のアテには丁度良い。
バーとは違って居酒屋で一人で飲んでいても会話をすることはほとんどないし、ホテルに戻って缶ビールでも飲もうかと、泡盛をグイッと飲み干してお店を後にした。
「海鮮居食屋シーフレンド」、料理は美味しく、店内も広いので一人でもゆっくりと食事をすることができた。
昼間はランチも営業しているので、阿波連ビーチで泳いだ後に利用するのもおすすめだ。
店舗情報
営業時間:7:30~21:00
定休日:無休
公式サイト:https://www.seafriend.jp/
住所と地図:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連155
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。