渡嘉敷島の阿波連(あはれん)集落に滞在中、ランチを食べようとホテル「ケラマテラス」内にあるレストラン「abisso(アビッソ)」を訪れた。
ホテル「ケラマテラス」は素朴な阿波連集落内で一際目立つ高級感溢れるホテルだ。
ホテル比較サイトのトリバゴで調べてみたところ、宿泊料金は1人だと1泊あたり30,000円程度と、小さな離島ではなかなかの値段である。
僕は1ヶ月程度の旅行が多いので沖縄だと1泊あたり数千円程度のリーズナブルなホテルに泊まることが多いが、たまにはこんなリゾートホテルに泊まって贅沢してみたい。
「ケラマテラス」内のレストランは宿泊客でなくてもランチ利用することが可能だ。
ガイドブックに載っていたイカスミカレーが気になって訪れたのだが、最初に来店した日はランチをやっていないようだった。
11月になると日本人観光客も少ないのか(外国人観光客の方が目立つ)、阿嘉島でも渡嘉敷島でも閉まっているお店が本当に多い。
自称グルメとしてはなんとしてもイカスミカレーが食べたかったので、気を取り直して翌日に再度来店。
店内に入ると、いかにもホテルのコンシェルジュといった感じのシュッとしたおじさんが席まで案内してくれた。
椅子を引くだけでなく戻してくれるんだけど、これって座るタイミング難しくない?
レストランの店内は南国チックのお洒落な雰囲気で、汗をかいたビーチサンダル姿だとやや気が引ける。
ランチメニューはイカスミカレー以外にもココナッツカレー、オムレツに沖縄そば、デザートもある。
この日はお目当てのイカスミカレー(1,300円)とドリンクセット(300円)でマンゴージュースを注文。
もう11月にもかかわらず渡嘉敷島は真夏の陽気で、冷えたマンゴージュースで火照った身体を冷やしていると、イカスミカレーが運ばれてきた。
イカスミカレーの外観は独特で、真っ黒のカレーソースに味付けされた黄色いライス、そして穴が空いた丸いライスの中央部分には島野菜と海の幸が盛り付けられている。
これでもかと言うくらい真っ黒なイカスミのカレーソースはコクがあって美味しい。
イカスミ焼きそばやイカスミジューシー(沖縄の炊き込みご飯)もそうだが、イカスミと炭水化物の相性は相変わらず抜群で、沖縄に来たらイカスミ料理は是非とも食べたい一品である。
ライスの上にお洒落に盛り付けられた野菜と魚介類もシャキシャキ、プリプリとした食感を楽しむことができる。
「ソースと一緒に煮込んだ方が美味しいのでは?」とも思ったのだが、見た目的にはインスタ映えするこちらの方が良いのだろう。
料理の値段はどれも1,000円以上と沖縄の一般的な食堂に比べると高いのだが、他では味わえない独特のイカスミカレーは絶品で、高級ホテルのレストランで優雅なランチタイムを過ごすことができた。
「ケラマテラス」内にあるレストラン「abisso」、渡嘉敷島に来たら是非訪れて欲しいおすすめのレストランである。
店舗情報
営業時間:12:00~15:00
住所と地図:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連103(ケラマテラス内)
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。