はじめに
モロッコから日本に帰国する前日、ムハンマド5世国際空港があるカサブランカに1泊したのだが、その際に滞在したホテルが「ケンジ・バスマ(Kenzi Basma)」だ。
ホテルの予約はBooking.comで行い、宿泊料金はSuperior Room Single (朝食なし)で1泊58.32ユーロ(2ユーロの市税別)だった。
評価の高い4つ星ホテルながらも格安料金で空港送迎もあったのでこのホテルを選んだのだが、あまり楽しくなかったモロッコ旅行の最終日を快適に過ごすことができた。
以下にご紹介して行きたい。
チェックイン
「ケンジ・バスマ」はトラムの駅がある国連広場の近くに位置しておりアクセス便利だ。
僕はフェズ駅から電車(ONCF)を利用してカサ・ボヤージュ駅に到着した後、トラムに乗ってホテルの近くまでやって来た。
国連広場駅(Place Nations Unies)でトラムを降り、広場を通り過ぎて少し歩いたところに「ケンジ・バスマ」はある。
ホテルの男性スタッフは英語が流暢ではないこともあってかややぶっきらぼうな印象を受けたが、女性スタッフは笑顔があって好印象だった。
チェックイン時に2ユーロの市税を支払って、翌日の空港送迎も予約しておいた。
空港送迎と言ってもタクシーしかないようで、ホテルから空港までのタクシー料金は300ディルハムまたは30ユーロ(両方混ざっても大丈夫だった)となる。
空港まではタクシーで30分ほどの道のりで、物事がスムーズに進まないモロッコだし空港には遅くとも2時間前には到着しておきたいところだ。
部屋
ホテルのポーターに案内されて部屋に入り、丁度1ユーロが余っていたのでチップとして手渡した。
さすがに都会のカサブランカにある4つ星ホテルだけあって、部屋は広々としていて快適である。
カサブランカで観光する予定はなくこの日はホテルでゆっくりしようと思っていたので、ルームサービス、無料のドリンク類やビールが入ったミニバーがあるのが嬉しい。
部屋のバルコニーからの眺めも良い。
Wi-Fi(インターネット)も十分に使えるし、エアコンもあるので格安4つ星ホテルとしては文句なしの部屋である。
バスルームも広々としていて清潔なのだが、シャワーの出が悪いことがこのホテルでの唯一の不満だった。
許容できないほどではないが、モロッコ最大の都市にあるホテルにもかかわらず地方都市にあるホテルよりも水の出が悪いのにはややがっかりした。
夕食と朝食
夕食はルームサービスを利用し、モロッコ最後の夜にふさわしい鶏肉のタジンをいただいた。
朝食は宿泊料金には含まれていなかったが、120ディルハムで追加することが可能だ。
朝食はビュッフェ形式となり1階のレストランでいただくが、値段はやや高いもののまあまあ美味しかった。
チェックアウト
翌朝出発の準備をしていると、部屋の電話が鳴ってタクシーの時間を確認してくれた。
チェックアウト後はタクシーまでエスコートしてくれ、なんだかモロッコらしくないスムーズさでムハンマド5世国際空港に到着。
空港のボディチェックではモロッコ人男性に急所を何度も触られたりと、最後までモロッコらしいウザさを感じたものの、空港での搭乗手続きも思ったよりもスムーズに進んだ。
ドバイ経由で大阪へと向かうエミレーツ航空の飛行機が無事に空港から飛び立った瞬間、安心感と共に、よううやくモロッコから解放される喜びを感じた。
モロッコよ、ビッサラーマ!
それはともかく、「ケンジ・バスマ」はカサブランカで格安料金ながらも快適なホテルを探している方にはおすすめだ。
予約
ホテル情報
公式サイト:https://www.kenzi-hotels.com/en/kenzi-basma
住所と地図:Avenue Moulay Hassan 1er, Casablanca