【ミハス】マラガからアンダルシアの白い村を日帰り観光!ランチや行き方などご紹介

展望台からミハスの街を望む

はじめに

アンダルシアの特徴の1つとして白い街並みが挙げられるが、中でも「アンダルシアの白い村」として観光客に人気が高いのがミハス(Mijas)だ。

アンダルシアの白い村・ミハス

アンダルシアの白い村・ミハス

マラガの南西に位置するミハスはマラガから日帰りで訪れることができる。

他にマラガから行ける白い村としてはフリヒリアナがあるのだが、フリヒリアナがより小さく素朴な村であるのに対して、ミハスは観光地化されている印象を受ける。

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2019年10月15日

やや賑わってはいるものの白い街並みは美しく、マラガからミハスには直通バスもあってアクセス便利なので、マラガに来たら是非訪れたいスポットだ。

1日時間を取って、ランチを取りつつミハスの街並みをのんびりと散策してきたので以下にご紹介したい。

なお、マラガからミハスへの行き方に関しては本記事の一番最後に記載しているので参考にして欲しい。

ミハスの白い街並みを散策

マラガから乗ったバスは、土産物屋や飲食店が立ち並び、観光客で賑わう広場に到着した。

ミハスのバスが発着する広場

ミハスのバスが発着する広場

ミハスは山の斜面を覆うように街が広がっていて、広場から上っていくと人気も少なくなり、細い路地の両側に白い家が立ち並ぶ素朴な村の風景を楽しむことができる。

ミハスの街並み

ミハスの街並み

路地には時折観光客を乗せた馬車が通り過ぎる。

人も馬も車もゆったりとしている

人も馬も車もゆったりとしている

ミハスの街は3~4時間もあれば十分に見て回ることができる。

観光スポットらしきものもあるようだが、白い村では風景を楽しみながらのんびりと気ままに散策するのがおすすめだ。

マラガと言えばピカソ(ミハスはマラガ県に属する)

マラガと言えばピカソ(ミハスはマラガ県に属する)

細い路地を通り抜けて坂道を上っていくと、ミハスの街並みと遠くに地中海を見渡せる展望台にたどり着いた。

展望台からミハスの街を望む

展望台からミハスの街を望む

あいにくにも、この日はアンダルシアらしくない雲がかった天候で、写真がインスタ映えしないのが残念でもある(インスタやってないけど)。

アンダルシアの素朴な風景の向こうには地中海が広がる

アンダルシアの素朴な風景の向こうには地中海が広がる

ミハスには街の風景に溶け込んだおしゃれなカフェやレストランも多いので、歩き疲れたら休憩するのも良いだろう。

白い壁に青い植木鉢が印象的なおしゃれカフェ

白い壁に青い植木鉢が印象的なおしゃれカフェ

どうやらミハスは日本人観光客にも人気のようで(もちろん中国人観光客も多い)、フリヒリアナとは異なり、団体を含む多くの日本人の姿を目にした。

ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会の近くに行くと、ミハスの名物とも言えるロバタクシーがスタンバイしているのを見ることができる。

奥に見えるのがビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会

奥に見えるのがビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会

ロバは概して良い子で大人しく一列に並んでいるのだが、時折「解放してくれ」と言わんばかりに遠くまで聞こえる鳴き声を上げている。

ミハス名物のロバタクシー

ミハス名物のロバタクシー

地中海の絶景を眺めながらランチ

白い家が立ち並ぶ細い路地に点在しているおしゃれなレストランも気になったが、Plaza de la Constituciónという広場の周辺には地中海を望むレストランが軒を連ねており、その内の一軒「El Mirador」というレストランでランチをいただくことにした。

ちなみに「mirador」は「展望台」などと言った意味で、見晴らしの良いレストランなどの名称によく使われている。

まず前菜にいただいたのが海老のピルピル(Gambas Pil Pil)。

海老のピルピル(10.5ユーロ)。ビールのおつまみに最高

海老のピルピル(10.5ユーロ)。ビールのおつまみに最高

ピルピルとはアヒージョのようなもので、オリーブオイルにガーリックと唐辛子の風味、そして海老のプリプリとした食感がクセになる美味しさだ。

メイン料理には定番のミックスパエリアをいただいた。

ミックスパエリア(2人前24ユーロ)。雲がかっているけど遠くには地中海が見えます

ミックスパエリア(2人前24ユーロ)。雲がかっているけど遠くには地中海が見えます

美味しいのだが、どうもマラガのパエリアは鶏肉を使ったリゾット風の柔らかめなパエリアが多い印象を受ける。

周辺にも眺めの良いレストランはいくつかあるので、散策がてらメニューを見て気に入った場所があると入ると良いだろう。

あ、偶然出会って一緒にパエリアを食べてくれた博多のお姉さんありがとう。

おわりに

以上、簡単だがミハスの風景をご紹介した。

ミハスはやや観光客が多いのが残念でもあるが、それでも狭い路地に入ると素朴で美しい白い村の風景を存分に味わうことができる。

「アンダルシアの白い村」の代表的な存在として、マラガに来たらまず初めに訪れたいスポットの1つである。

マラガからミハスへの行き方

マラガからミハスへは、Avanzaが直通バスを運行している。

ミハス行きのAvanzaバス

ミハス行きのAvanzaバス

バス料金は2.35ユーロで、所要時間は1時間ほど。バスの時刻表と料金の最新情報に関してはAvanzaのウェブサイト(スペイン語)を確認して欲しい。

バスチケットは当日マラガのバスターミナルに行ってAvanzaの窓口で購入すれば良いだろう(ちなみにオンライン予約を試してみたのだが、何故かエラーが発生して進めなかった)。

マラガから乗車するのであればバスの車内はそれほど混んでいないと思う。

マラガとミハスを結ぶバスは1日数本あるのだが、ミハスからマラガに向かう直通バスは日中を逃すと夜の便しかない(詳細はAvanzaのウェブサイトを参照)ので、ミハスから途中の街までバスで行ってそこから電車に乗り換えてマラガまで戻ってくる方法もある。

僕は帰りはトレモリーノス(Torremolinos)までバスで行ってそこで電車に乗り換えた。

ビーチリゾート感たっぷりのトレモリーノスの街並み

ビーチリゾート感たっぷりのトレモリーノスの街並み

トレモリーノス駅近くのバス停は分からなかったため、トレモリーノスの終点で降りてGoogleマップを頼りに駅まで少し歩く羽目になった。

トレモリーノスだけでなく、フエンヒローラ(Fuengirola)などいくつか経由地はあるようだが、分からなければ観光案内所や地元の人に聞くと良いだろう。

それでは、¡Buen viaje!(良い旅を!)