はじめに
スペインからフェリーでモロッコに渡る前日、イベリア半島最南端にある港町のタリファでは1泊したのだが、その際に宿泊したのが「オスタル・ラス・マルガリータス(Hostal Las Margaritas)」だ。

オスタル・ラス・マルガリータス(Hostal Las Margaritas)
土地柄なのか、タリファではオスタル(Hostal)をよく見かける。
オスタルは一般的にホテル(スペイン語発音ではオテル)よりグレードの落ちるゲストハウスのようなものらしい。
予約はBooking.comで行い、宿泊料金はシングルルームで1泊36.8ユーロだった。
格安料金なのでそれほど期待していなかったのだが、思ったよりも良いホテルでスペイン最後の夜を快適に過ごすことができた。
以下にご紹介して行きたい。
チェックイン
「オスタル・ラス・マルガリータス」はタリファ旧市街の少し北に位置している。
マラガから乗ったバスをタリファのバスターミナルで降り、歩いてホテルへと向かう。
さすがにイベリア半島の最南端だけあって、タリファはアンダルシアで訪れた他の街よりもより一層空が青く日差しが強く感じる。

タリファの街を歩く。南国の雰囲気たっぷり
汗ばみながらも無事にホテルへと到着。

「オスタル・ラス・マルガリータス」外観
フロントでは若い男性スタッフが対応してくれたが、英語をあまり話せないようだったのでスペイン語を交えながらチェックイン。
部屋には番号が付いておらず、名前が付いているというなんともビーチリゾートにありがちなシステムだと思った(僕の部屋の名前は確か「Windsurf」だったと記憶している)。
部屋
青と白を基調にした部屋は思ったよりも清潔でおしゃれだ。

「オスタル・ラス・マルガリータス」の客室
グレードの落ちるオスタルで予約確認書にはシングルルームと書いてあるにもかかわらず、ベッドがこれまで泊まったどのスペインのホテルよりも大きいとはどういうことだ。

寝心地の良いダブルベッド
さすがに冷蔵庫とヘアドライヤーなどは置いていないものの、エアコンも書斎デスクもあるし、Wi-Fi(インターネット)も十分に使える。

書斎デスクと奥にはバスルーム
冷蔵庫がないので長期滞在には不便かもしれないが、1泊で寝るだけであれば十分である。

窓からの景色。アンダルシアらしい白と青
それなりに広くて使いやすいバスルームも付いていて、「ゲストハウス」なんて言葉から連想するものよりもずっと良い。

バスルームも清潔だ
朝食はないが、スペインのホテルでの朝食は概して高いので必要ないように感じる。
チェックアウト
格安料金にしてはとても快適な滞在で、スペイン最後の1日を心地良く過ごすことができた。
タリファは小さいが魅力的な港町なので、通り過ぎるのではなくモロッコに向かう前にできれば1泊はして欲しいところだ。
その際に安くて快適なホテルを探しているなら「オスタル・ラス・マルガリータス」はとてもおすすめだ。
ホテルをチェックアウトし、初めてのアフリカ大陸とモロッコに思いを馳せながら、タリファの街を後にした。
グラッシア・アンダルシア!
予約
ホテル情報
公式サイト(英語):https://www.lasmargaritas.info/en/
住所と地図:Calle Antonio Maura, 13, Tarifa