はじめに
マラガに滞在中、フリヒリアナ（Frigiliana）に日帰りで訪れた。
フリヒリアナは「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあるアンダルシアの白い村だ。
マラガからフリヒリアナへはいくつかのブログ記事を頼りにバスで訪れたのだが、実際の移動では細かい部分（主にバスチケットの購入）で戸惑ってしまったので以下にまとめておきたい。
本ブログ記事がマラガからフリヒリアナに行きたい人の最適解になれば幸いである。
マラガからネルハへ移動
マラガからフリヒリアナに行くには、ネルハ（Nerja）という街でバスを乗り換える必要がある。
マラガからネルハへはALSAという会社がバスを運行しているので、マラガのバスターミナルに行き、ALSAの窓口でチケットを購入。
ALSAの窓口。バスターミナルの入り口を入って一番左にある
ALSAの券売機の前には行列ができており、列に並びスタッフの案内に従って券売機または窓口で購入するというシステムだった。
マラガからネルハまでのバス料金は4.65ユーロ。バスの時刻表と運賃の最新情報はALSAのサイト（スペイン語）で確認して欲しい。オンライン予約も可能だ。
チケットを購入したら乗り場を確認してバス乗り場へと向かう。僕の場合は窓口購入で、乗車時間ギリギリだったこともあってかスタッフが乗り場を教えてくれた。
ネルハ行きのバスの車内
ネルハまでの道のりは右側が海沿いで景色が綺麗なので、海が好きな人は右側の座席に座るのがおすすめだ。
ネルハに向かうバスの車窓から
マラガからネルハまでの所要時間は1時間25分程度（乗車時間はバスによって異なる）だった。
ネルハのバスターミナルに到着
ネルハのバスターミナルが終点なのかは分からないが、ネルハは結構大きな街でみんながバスを降りるので分かりやすい。
ネットが使える人は、バスの車内でGoogleマップなどを利用して現在地点を確認しておくと安心だ。
方向音痴の僕は海外でよく迷子になるのだが、Googleマップのお陰で大分迷子になる機会も減ったように思う。
ネルハからフリヒリアナへ移動
フリヒリアナ行きのバスは道路の反対側（マラガに帰る際と同じ）から発車するので、ネルハのバスターミナルに到着したら、反対側の道路へと渡る。
反対側の道路にはALSAのチケット売り場があり、マラガに帰る際はここでバスチケットを購入するのだが、フリヒリアナ行きのバスチケットはここでは購入できない。
ネルハのバスターミナルにあるALSAのチケット売り場
「フリヒリアナ行きのチケットはここではなく道路の先に行ってね」というような張り紙がされているのだが、バスターミナル付近を歩いてみてもそれらしきところは見つからない。
なお、ALSAのバスチケット売り場近くにある売店のおばさんに聞いても「情報センターじゃないわよ」と言って怒られるので気を付けよう。
どうも、かなりフリヒリアナ行きで迷う人が多いようである。
途方に暮れてバスターミナルの真ん中あたりで佇んでいると、フリヒリアナ行きのバスがやってきた。
ネルハとフリヒリアナを結ぶバス
どうやらバスチケットは車内で購入するらしい。そういうことは先に言ってくれ。
ネルハからフリヒリアナまでのバス料金は1.15ユーロ。
バスの時刻表はフリヒリアナ市役所のページ（スペイン語）で確認して欲しい。日曜日と祝日は本数が少ないので気を付けよう。
山あいにある白い街並みを眺めながらバスは進む。
フリヒリアナに向かうバスの車窓から
ネルハからフリヒリアナまでの所要時間は20分くらいだった。
フリヒリアナのバスターミナルに到着
おわりに
以上、マラガからフリヒリアナへのバスでの行き方をご紹介した。
フリヒリアナは小さな村なので2～3時間もあれば十分見て回ることはできると思うが、マラガからのアクセスはやや不便なので時間には余裕を持って行動したいところだ。
ネルハからフリヒリアナへは近いので、タクシーを利用するのも良いだろう。
アンダルシア州に来たら白い村は見逃せないが、ミハスよりもアクセスが不便なこともあってか、フリヒリアナではより素朴な雰囲気を感じられるのでおすすめだ。
マラガに帰る頃にはすっかり日が暮れてしまった
