マラガの旧市街地にあるメルセー広場の前には数多くのバルやレストランが軒を連ねる。
滞在しているホテルから比較的近いこともあって、マラガ滞在中はここで何度か食事をした。
マラガと言えばピカソが幼少期を過ごした土地として有名で、メルセー広場のすぐ近くにはピカソの生家がある。
メルセー広場のベンチに座っているピカソの像も見逃せない。
広場の前には似たようなバルやレストランが並んでいるので、散歩がてらメニューをチェックして気になったところがあれば入ると良いだろう。
僕はタパス(小皿料理)が4つで10ユーロ(お任せだと5つで10ユーロ)と安いタパスバーで何度か食事をした。
タパスは数多くの種類があって、様々なスペイン料理を一度に楽しむことができるのが嬉しい。
さすがに港町のマラガだけあって、シーフードのタパスも何種類かあり、イワシらしきものをいただいたが美味しかった。
余談であるが、このお店で1ユーロの生ビールを頼もうと思って「Una cerveza, por favor(ビールください)」と言ったところ、瓶ビールの種類を選ぶように言われ、サンミゲルの瓶ビール(3ユーロ)を頼むということがあった。
大抵の場合「Una cerveza」でも生ビールを出してくれるのだが、生ビールは「Una caña」と言うので覚えておくと便利だ(unaは一杯の意味)。
それにしても、グラナダのバルではタパスが無料で付いてきたし、マラガもビールとタパスが安い。
酒飲みにはたまらない環境なので、アンダルシア州でしばらく生活するのも良いかな・・・
夜が更けてくると、レストランもバルもより一層賑わってくる。
ある日のディナーに別のタパスバルでスペインで初めてのアロス・ネグロ(イカ墨のパエリア)をいただいたのだが、こちらもなかなか美味しかった。
タパスのセットも一人前のパエリアも、一人飲みには最高のシステムだ。
マラガで一人旅の食事に悩んだら、とりあえずメルセー広場に向かってはいかがだろうか。