はじめに
グラナダでの滞在を終え、アンダルシア州のさらに南に位置するマラガへとバスで向かう。
グラナダのバスターミナルは、グラナダ駅の北約2kmくらいのところにある。
僕はグラナダ駅近くのホテルからスーツケースを引きずり汗ばみながら徒歩でバスターミナルへと向かったが、歩くのが嫌な方はタクシーを利用すると良いだろう。
ちなみに、バスターミナル(バスステーション)はスペイン語で「Estación de Autobuses」と言う。バスはスペイン語で「ブス」と発音するので覚えておくと便利だ(「ブス、ブス」と連呼されて怒っている日本人女性を見かけた)。
バスチケットの購入。事前予約は必要?
グラナダからマラガへと向かうバスは本数が多いので、今回は事前予約をせずにバスターミナルへと向かった。
オンラインでの事前予約や時刻表はALSAのサイト(スペイン語)をチェックして欲しい。空き状況も確認できる。
グラナダのバスターミナルに到着後、入り口を入ったところにある券売機でバスのチケットを購入する。
乗りたかったバスの30分前には到着していたのだが、そのバスは空きがなかったので、その次のバスを予約することに。
満席になることもあるようなので、スケジュールがタイトな方はオンラインで事前予約しておくと安心だ。
予約したバスのクラスはスープラエコノミー(Supra Economy)で料金は14.08ユーロ。普通(Normal)クラスより2ユーロ程度高いくらいで大差はない。
バスの座席は右側が2人掛けで左側が1人掛けになっていたので、1人掛けの一番前の座席を指定。
グラナダ→マラガ行きのバスに乗車
チケットを購入したら階下のバス乗り場へと進む。
出発時刻までは1時間ほどあったので、乗り場に併設しているカフェテリアでクロワッサンとコーヒーをいただいた。
スペインの朝食に定番のチュロスを食べてみようかと思ったんだけど、売り切れなのか残念ながら置いていなかった。
出発時刻が近づくとバスがやって来た。
バス側面の荷物置き場を開けてくれるので、スーツケースなど大きな荷物はそこに入れれば良い。
スーツケースを荷物置き場に入れた後、チケットを運転手に見せてバスに乗車。
出発前に売店で買ってしまったのだが、バスの車内には無料の水が置いてあった。
座席のシートは革張りで快適なのだが、ベンツのくせに内装は思ったよりもしょぼい印象だ。
バスはマラガに向けてバスターミナルを出発。
道が悪いのか、それともバスの運転が荒いのか、バスはガタガタと揺れてテーブルの窪みに置いていた水のペットボトルが吹っ飛んだ。
グラナダからマラガまでは約1時間40分の道のりと短い旅だ。
バスはやや揺れたものの、素朴な風景を眺めながらのベンツでの旅はなかなか快適なものだった。
アンダルシア州に来たら是非バスを活用して色々な街巡りを楽しんで欲しい。