バルセロナがあるカタルーニャ地方の名物スイーツに、「クレマ・カタラナ(Crema catalana)」というクリームブリュレに似たお菓子がある。
3月19日の聖ヨセフの日にも食べられる伝統的なお菓子だ。
バルセロナ滞在中にクレマ・カタラナを食べたいと思ってネットで調べていたところ、「グランハ・ラ・パリャレサ(Granja La Pallaresa)」というカフェが美味しそうだったので訪れてみることにした。
「グランハ・ラ・パリャレサ」は、ランブラス通り東側のゴシック地区にあるペトリチョル通り沿いに位置している1947年創業の老舗カフェだ。
午後の営業開始時間は通常は午後4時からだが、日曜日だけ午後5時からなので注意が必要だ。
このカフェはかなりの人気店らしく、午後の営業開始時間が近づくとお店の前には列ができていた。
店内に入り、英語のメニューをもらう。
このお店の人気メニューはチュロスと「スイソ」と呼ばれるホイップクリームが乗ったホットチョコレートらしい。
チュロスとホットチョコレートはスペインの朝食の定番だが、糖尿病が心配だ。
僕がこの日オーダーしたのはお目当てのクレマ・カタラナ(英語:Catalan cream)とミルク入りコーヒー(英語:Coffee with milk)。
注文を済ませると、若い男性スタッフからウィンクをもらう。格好ええやないか、ちくしょう。
どれ、若い頃は評判のイケメンやったおっちゃんもウィンクやってみよかな。アカン、痙攣しているようにしか見えへん。
しばらく待っているとクレマ・カタラナが運ばれてきた。
クレマ・カタラナはふんわりとしたカスタードクリームの上にパリッパリのカラメルが乗っている。
外国のお菓子らしくやや甘く感じるものの、カスタードクリームの食感がたまらず癒される味だ。
店内には次々とお客さんがやってくるが、ガイドブックに記載されていることもあって日本人観光客も多い。
グループで来ていた大学生らしき日本人女子は僕のクレマ・カタラナを見て、「プディング美味しそう~」なんてコメントしている。
ほんとに日本人女子はきゃぴきゃぴしてるな。
そんなスイーツ好き女子に混じってクレマ・カタラナを勢いよく完食し、そそくさとお店を後にした。
お会計は合計で5ユーロちょいだ。
混雑しているのでやや落ち着かない感はあるが、「グランハ・ラ・パリャレサ」はお店の雰囲気もなかなか良くスイーツも美味しかったので、バルセロナでクレマ・カタラナを味わいたい方にはおすすめのお店だ。
ムイ・ビエン。
店舗情報
営業時間:9:00~13:00、16:00~21:00(日曜日の午後は17:00~)
定休日:無休
住所と地図:Carrer de Petritxol 11, Barcelona
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。