バルセロナ観光に欠かせないのが、建築物を眺めながらの街歩きだ。
バルセロナのメインストリートと言えばランブラス通りだが、それと並んでバルセロナを代表する通りがグラシア通り(Passeig de Gràcia)である。
筋は一本違うが、カタルーニャ広場を挟んで南側にランブラス通り、北側にグラシア通りがあるので、ランブラス通りと合わせて散策するのも良いだろう。
19世紀以降に整備されたグラシア通りにはガウディ建築やブランドショップが立ち並び、歩いているだけでセレブ気分を味わえること間違いなしである。
バルセロナに滞在中、カタルーニャ広場から北に向かってグラシア通りを歩いてみたので、以下にグラシア通りの風景をご紹介したい。
カタルーニャ広場を出発し、いきなりグラシア通りからは外れるが、右に入った通りをしばらく歩くとカサ・カルベ(Casa Calvet)がある。
カサ・カルベは第一回バルセロナ建築年間賞を受賞したガウディの作品だ。
カサ・カルベからグラシア通りに戻り、おしゃれな建物が立ち並ぶグラシア通りを北に向かって歩く。
しばらく歩くと、左手にカサ・アマトリェール(Casa Amatller)とカサ・バトリョ(Casa Batlló)が並んで立っている。
これらの建物の前は写真撮影スポットになっていて、観光客が集まっているので分かりやすい。
向かって左側に立つカサ・アマトリェールはプッチ・イ・カダファルクの作品だ。
向かって右側に立つカサ・バトリョはガウディの作品で世界遺産にもなっており、その形状から「骨の家」とも呼ばれている。
カサ・バトリョから通りを左に曲がるとアントニ・タピエス美術館がある。
再度グラシア通りへと戻り、更に北へと進む。
ブランドショップが軒を連ねる通りは、どこか大阪の御堂筋を連想させる。
しばらく歩くと、右手にひときわ目立つ集合住宅のカサ・ミラ(Casa Milà)がある。
こちらもガウディ建築の世界遺産で、今でも建物の一部はアパートとして貸し出されているそうだ。
カタルーニャ広場からカサ・ミラまででほぼグラシア通りを歩いたことになるが、僕のように建物の外観を見ながら歩くだけであれば、所要時間は30分~1時間もあれば十分だろう。
ガウディ建築はサグラダ・ファミリアだけで満足したこともあるが、入場料が安くないこともあって今回はこれらの建物の中に入ることはなかった(バルセロナは見どころが多すぎて困る)。
カサ・カルベ以外は中に入れるので、特に建築物に興味がある人は入ってみると良いだろう。
僕もまた次回バルセロナを訪れた際には、ゆっくりとカフェでお茶でもしながら建物の内部も見て回りたいと思っている。
以上、簡単にグラシア通りの風景をご紹介したが、歩くだけでもそれなりに楽しめるので、バルセロナに来たら是非グラシア通りを散策して欲しい。