グラナダには「ピオノノ(Pionono)」と呼ばれる銘菓がある。
せっかくなので「ピオノノ」を食べようと、グラナダにある1897年創業の老舗洋菓子店「カサ・イスラ(Casa Isla)」にやって来た。
何でも、「ピオノノ」はローマ法王ピオ9世が即位した際に店主が記念に考案したという由緒あるお菓子らしい。
僕はわざわざ食べに行くほど甘いものに目がないと言うわけでもないのだが、一人旅で暇だしたまにはスイーツ好き女子の気分を味わうのも良い。
「カサ・イスラ」のピオノノには、オリジナルのピオノノとアレンジされたピオノノ3種類の合計で4種類がある。
どれを食べようか迷ったが、考えるのも面倒だしせっかくなので4種類全部いただくことにした。
ピオノノは一口で食べられるサイズで、ロール状のスポンジケーキの上にクリームが乗っている。
日本人にはやや甘いような気もするが、ふんわりとした食感がクセになりそうだ。
オリジナルよりも、特にチョコレートとミカン(Mandarina)のピオノノが美味しく、日本でも食べたいと思わせてくれる一品だった。
「カサ・イスラ」ではピオノノの他にも様々な種類のケーキやエクレアなどが置いてあるが、やはりこのお店ではグラナダ銘菓のピオノノを食べたいところだ。
お会計はカプチーノが2ユーロ、ピオノノが4.8ユーロ(1.2ユーロ×4)で合計6.8ユーロだった。
メニューによるとピオノノはオリジナルが1.2ユーロでそれ以外は1.3ユーロなのだが、スペイン人は適当なのかそれともサービス精神なのか、オリジナルのピオノノ4個分で請求してくれた。
カフェの店内は広くゆったりとしていて、お客さんも少なくのんびりと過ごすことができたので、街歩きの休憩に立ち寄るのも良さそうだ(市街地中心部からは少し歩くが)。
グラナダに来たら是非「カサ・イスラ」を訪れ、名物お菓子のピオノノを堪能して欲しい。
店舗情報
営業時間:8:00~21:00
定休日:無休
公式サイト(スペイン語):https://pionono.com/
住所と地図:Calle Acera del Darro 62
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。