グラナダに滞在中、ランチを食べようと市街地中心部のヌエバ広場近くにある「レオン(León)」というバルレストランを訪れた。
レストランは午後1時からの営業らしいが、12時半頃に訪れたところ併設しているバルは開いていたのでとりあえずバルでビールを飲むことに。
グラナダのバルでは、ドリンクを頼むごとにタパス(小皿料理)が一品無料で付いてくるという、一人旅の酒飲みには嬉しいシステムとなっている。
バルの雰囲気はアットホームで地元民らしき人たちが昼間から酒を飲んでいて、なんだか大阪のガードレール下の飲み屋を連想させる。
「レオン」ではタパスでパエリアも提供される。
一人旅だとパエリアはレストランで頼みづらいので、小皿でパエリアを味わえるのが嬉しい。
ところで、「レオン」と言うと宮古島にある老舗喫茶店(独特なステーキで有名)を思い出すのだが、「レオン」という店名のお店が昭和の雰囲気を醸し出すのは万国共通なのだろうか。
タパスは毎回違うものが提供されるので、ビールを頼むたびに何が出てくるのか楽しみである。
3杯目のビールを頼むと、何やらレバーらしき料理が提供された。
レバーが苦手な僕でもこのお店のレバーは苦もなく食べることができたな。いや、むしろ美味い。
午後1時のレストラン開店時刻になると、さすがにガイドブックにも載っているだけあって、日本人観光客が2組立て続けにやって来た。
僕も当初はレストランでパエリアを食べようと思っていたのだが、スタッフによるとレストランではパエリアは2人前からしか提供していないらしい。
「レオン」のバルで提供されるタパスはグラナダの中でもトップクラスと言えるほど美味しいし、パエリアも食べることができて満足したので結局レストランには入らないことにした。
スペインのビールはコクがあって美味しく、昼間からいい感じに酔ってきた。
お会計はビール代だけなので4杯で合計7.6ユーロと、衝撃的な安さである。グラナダのバルで飲んでいると食費を節約できそうだ。
「レオン」はすっかり気に入ったので翌日も訪れようと思ってスタッフに「Mañana, cerrado?(明日、休み?)」と片言のスペイン語で聞いてみたのだが、「Mañana, cerrado(明日、休み)」「Esta noche, cerrado(今日の夜、休み)」という答えが返ってきた。
まだまだ単語レベルだが、僕のスペイン語もだんだん板に付いてきたようだ。それはともかく、火曜日の夜と水曜日は休みなので気を付けよう。
グラナダ滞在と定休日が重なってしまったので残念ながら一度しか訪れることはできなかったが、「レオン」はグラナダのバルの中でもとてもおすすめのお店なので是非訪れて欲しい。
¡Estupendo!(最高だぜ!)
店舗情報
営業時間:13:00~16:00、20:00~23:30(レストラン)
定休日:火曜日の夜、水曜日
住所と地図:Calle Pan, 1, 18010 Granada
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。