バルセロナに滞在中、本場のパエリアを食べようとランブラス通りから少し入ったレイアール広場にあるレストラン「ラス・キンザ・ニッツ(Les Quinze Nits)」にやって来た。
「ラス・キンザ・ニッツ」は大きなお店だが、人気店らしくいつも賑わっている印象だ。
さすがに『地球の歩き方』に載っているだけあって、このお店ではいつも日本人の姿を見るような気がする。
レイアール広場を望むテラス席に座り、パエリアとワイン、そしてミネラルウォーターを注文。
デキャンタに入ったハウスワイン(白)は4.7ユーロと安い。
スペインではパエリアは2人前からしか頼めないお店も多くて一人旅では困るのだが、このレストランでもパエリアは2人前からしかオーダーすることはできない。
しかし、このお店のパエリアは安く、2人前でも他の人気店の1人前と大差ない値段なので問題ない。
メニューにおすすめと書かれたシーフードパエリア(1人前13.95ユーロ)も気になったが、お肉とシーフードが入った安い方のミックスパエリア(1人前11.95ユーロ)を注文した。
パエリアはできあがるまで少々時間がかかるのが難点だ。
ここでよもやま話を一つ。
バルセロナでメトロ(地下鉄)の椅子に座っていると、超が付くほどのヨーロッパ美人が僕のすぐ隣に座ってきた。
「これだけの美人なら良い匂いがするんだろうなぁ」と、思わず匂いを嗅いでみた。
別に顔を近づけたとかそんなわけではなく(怪しい者ではありません)、前を向いたままの姿勢で鼻から息を吸ってみただけなのだが、何やら獣の匂いが漂ってきた。
まさに美女と野獣。なんつって。
ワイングラスを片手にレイアール広場を眺めながらそんなことを考えているうちに、パエリアが運ばれてきた。
ミックスパエリアには豚肉やソーセージ、海老や貝などの具材が入っている。
リーズナブルな値段なのでそれほど期待はしていなかったのだが、パエリアは予想に反して美味しく、特に貝が絶品だった。
シーフードだけではなくお肉も美味しくて飽きない味で、アクセントにレモンを搾りながら、ペロリと平らげることができた。
お会計は合計で約34ユーロと満足度の割になかなか安く、人気店なのも頷ける。
それにしても、こんなに美味しいパエリアが米食文化のアジアではなくヨーロッパのスペイン発祥と言うのが面白い。
一人旅でもスペインに来たらパエリアは必食で、ランブラス通りの近くでパエリアを食べたいという方には「ラス・キンザ・ニッツ」はとてもおすすめだ。
米食バンザイ!
店舗情報
営業時間:9:00~23:30
定休日:無休
公式サイト(英語):http://www.grupandilana.com/en/restaurantes/les-quinze-nits-restaurant/
アクセス:地下鉄3号線リセウ駅から徒歩数分(レイアール広場内)
住所と地図:Plaça Reial, 6, Barcelona
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。