はじめに
やれやれ、1年ぶりのギリシャか。
大阪の関西国際空港を出発し、シンガポールを経由して約20時間。38歳の僕を乗せたスクートの機体はアテネ国際空港に着陸した。
今回の旅の目的地はスペインとモロッコなのだが、スクート(シンガポールのLCC)で基本運賃が約28,000円の格安航空券が手に入ったので、去年に引き続きアテネからヨーロッパ入りすることにした。
さすがに約20時間のフライトの後そのままスペインに行くのはきつく、アテネ国際空港近くのアルテミダというビーチリゾート地に1日滞在することにしたので以下にご紹介したい。
余談であるが、今回はネックピローを新調したせいもあってか長時間のフライトもそれほど苦には感じなかった。
去年使用した無印のネッククッションも悪くはないのだけれど、かさばるし当分はこれで行くことにしよう。
なお、スクートの搭乗記に関しては以前の記事を参照して欲しい。
アテネ国際空港からアルテミダのホテル(アパート)へ
アテネ国際空港の周辺では手頃なホテルが見つからなかったこともあって、今回はアルテミダにある「Hermes Apartment」というアパートに宿泊した。
宿泊料金は1泊で65ユーロ(20ユーロのサービス料込み)だった。
予約はアゴダ(agoda)やBooking.comから可能だが、アゴダだと予約時にサービス料が別表示になっていて分かりづらかったので気を付けよう。
アルテミダではアパートなどの民泊が多いので、興味がある方はホテル予約サイトでチェックしてみると良いだろう。
Googleマップで見るとアテネ国際空港からアルテミダは近いのだが、行きは空港の下からぐるっと回って行ったせいか、タクシー料金は思ったよりも高くて40ユーロ(約5,000円)もかかってしまった(ちなみに帰りは約18ユーロだった)。
道路の構造が悪いのか、それともナビやタクシー運転手が悪いのかは不明である。
「Hermes Apartment」には有料の送迎もあるので不安な方は利用するのも良いだろう。バスもあるのだが、バス停は分かりづらいし特に初心者の方にはあまりおすすめできない。
アパートは2ベッドルームだが、僕しかいなかったこともあって大きい方のベッドルームを使うことができた。
オーナーのジョージは親切なやつで、冷蔵庫には朝食用の食材も用意されていて、快適な滞在を送ることができた。
アルテミダのビーチを散策
アパートから徒歩数分のところにアルテミスビーチというかなり大きなビーチがある。
そう言えば、去年はアテネ市内しか観光しなかったので、ギリシャでエーゲ海を望むビーチを見るのは初めてである。
9月のギリシャは日本よりも涼しくて大分過ごしやすく感じるが、ビーチではまだまだ多くの人たちが海水浴を楽しんでいた。
胸がある人が海パン一丁で海に入っていたので、「なんだか変な体型だなぁ」と思ってまじまじと眺めていると、どうやら女性だったらしくて衝撃を受けた。
観光客も少なく静かなアルテミダだが、ビーチ沿いにはカフェやバーが立ち並ぶ。
ビーチの真ん前にある大きなバーに入って、ビールと食事をいただくことにした。
せっかくなのでギリシャ料理のイェミスタ(野菜の米詰め)やラム肉でも食べたかったのだが、料理は簡単なものしかなかったのでビーフバーガーをオーダー。
美味しいのだが、西洋の国らしく相変わらず大味で量が多いので胸焼けする。
食後はのんびりと夕暮れ時のビーチを散策し、長時間のフライトの疲れを癒すべく早めにアパートに戻って寝ることにした。
おわりに
エーゲ海を望む穏やかなビーチにギリシャの親切な人々と、アルテミダでの滞在は快適なものだった。
アテネ国際空港からアルテミダへのアクセスが思ったよりも悪くてタクシー料金が高かったのがネックなのだが、アテネの乗り継ぎでビーチリゾートで1泊したいという方にはおすすめだ。
それにしても、ギリシャでは結構英語が通じるし、若くて親切な美人が多い印象だ。
今度ギリシャを訪れるときは、村上春樹のようにエーゲ海の島々に長期滞在しよう、とそう心に誓ってギリシャを後にした。