今までで一番良かった国(場所)はどこですか?に対するオススメ旅行先の答え

リペ島(タイ)

「今まででどこが一番良かったですか?」

頻繁に世界各地を旅していることを伝えると、よくこの質問をされる(特に女性に多い)。

なんだか考えるのも面倒くさいので、最近は間髪入れずに「宮古島です」と答えるようにしているのだが、そのように答えると「宮古島以外では?」と聞かれる。

あまのじゃくな僕はついつい「じゃあ波照間島で」などと言いたくなるのだが、相手は恐らく海外の場所を期待しているのだろうから、これまで訪れた旅行先を思い返すのだがなかなか答えが出てこない。

タイのリペ島も良かったし、南インドのケララ州、マルタ、そして昔住んでいたオーストラリアのパースも印象に残っている。

タイのリペ島は良かった。でも野犬が多いんだよなぁ

タイのリペ島は良かった。でも野犬が多いんだよなぁ

でも、どこの国(場所)にも良いところもあれば悪いところもある。

旅行で1週間~1ヶ月くらい滞在して、「あぁ、良いところだなぁ」と思うことはあっても、だからと言ってそこに永住したいとは思わない。

特に、日本に比べて貧しい国で現地の人たちの生活を目の当たりにするとなおさらである。

日本と海外を比べるのであれば、庶民的な生活(現実的な生活)で比較する必要がある。

特に若い頃は新しく目にするものが刺激的で良いものに思えてくるし、西洋諸国なんかに比べると日本はなんとなく地味でダサい国にも思えてくる。

おまけに日本に帰ると死んだ魚の目をしながら働かなければならないという過酷な現実が待っている人も多いだろうし、海外に憧れを抱く気持ちも分かる。

しかし、ろくに働きもせずに海外をぶらついていたり、休暇でホテルに泊まって、観光地を巡って美味しいものを食べていたりすれば楽しいのは当たり前だ。

僕も20代の頃は閉鎖的な日本社会に嫌気が差して海外に飛び出したクチだが、海外歴が長くなればなるほど日本の良さが分かってきて、総合的に見ると、(少なくとも日本人の僕にとっては)海外よりも日本の方が優れているように感じる。

おばちゃんが旅行から帰ってきて、「あー、やっぱり自宅が一番や」と言いたくなるのも最近ではよく分かる。

今ではもう、海外に対する憧れと共に、海外に住みたいという気持ちもなくなってしまった。

英語よりも日本語の方が格好良いと思えるし、何よりも僕は日本食と日本人女性が好きだ。

わざわざイケメンの多い海外に行って、外国人として肩身の狭い思いをしながらパンをかじり、気の強い女に罵倒されるのは勘弁なのである。米食の国はほとんど英語通じないし。

そんな紆余曲折した思いもあって、今までで一番良かった場所は宮古島と答えている。

移住するとしたら今のところ宮古島を含む沖縄しか思いつかないし、後はまだ行っていないハワイに期待するしかないかなぁ。