宮古島最終日の過ごし方~与那覇前浜ビーチから来間島の夕日スポット長間浜へ~

与那覇前浜ビーチ

宮古島滞在の最終日。この日は日曜日だったが、前日に引き続いて雨だった。最後にバイクを借りて宮古島を一周しようと思っていたのだが、この天気だと走れそうもない。

今回の宮古島滞在の主な目的は宮古島マラソンへの参加と大神島での宿泊だったため、市街地近辺を除いて、まだ与那覇前浜ビーチや東平安名崎などの宮古島の名所を訪れていない。車がないのでこの天気だと東平安名崎までは行けそうもないが、せっかくの最終日なのでタクシーに乗って与那覇前浜ビーチと来間島まで行くことにした。

市街地中心部から与那覇前浜ビーチまでは約10km、タクシー料金は2,000円程度だ。

観光客が多いせいもあるのだろうが、宮古島のタクシーの運転手はよく話しかけてくる。しかし、特に高齢の運転手は方言が強くて聞き取れないことも多い。与那覇前浜ビーチまで乗ったタクシーの運転手も高齢で独特のしゃべり方をしていた。

「前浜ビーチ?砂浜が綺麗だからねー、行ったらいいよー」

与那覇前浜ビーチに着いたのはお昼前。雨は降っていなかったが、今にも降り出しそうな空模様だ。タクシーの運転手の陽気なかけ声に送り出され、ビーチへと向かう。

「はーい、前浜ビーチ、着きましたー」「いっぱい遊んでいらっしゃーい」

まるで桂三枝(文枝)である。それはともかく、与那覇前浜ビーチの砂浜は全長7kmにもおよび、「東洋一美しいビーチ」とも言われている。長く続くサラサラの砂浜にエメラルドグリーンの海、「東洋」が一体どこまでを指しているのか定かではないが、確かにこのビーチは今まで訪れたどのビーチよりも綺麗かもしれない。

与那覇前浜ビーチ

与那覇前浜ビーチ

与那覇前浜ビーチと来間大橋

与那覇前浜ビーチと来間大橋

ご覧の通りこの日はあいにくの天気だったのだが、いつものように日差しは強くなく、過ごしやすい天気とも言える。しばしビーチに腰を下ろしてのんびりと海を眺めていた。

しばらくすると、雨がぽつぽつと降ってきたので本降りになる前に来間島へと向かうことにした。来間島への行き方だが、与那覇前浜ビーチの近くにある来間大橋を渡っていくことが出来る。来間大橋の全長は1,690m。伊良部大橋が出来たので存在感は薄くなったが、宮古島を代表する絶景のドライブコースだ。

与那覇前浜ビーチを北に歩いて行くと、宮古島東急リゾート(現在は宮古島東急ホテル&リゾーツ)がある。このリゾートホテルの中を通って表に出ると、主にホテルの客用のタクシーが何台か停まっているので、ここでタクシーを拾うことが出来る。タクシーに乗り込み、来間島へと向かう。

与那覇前浜ビーチ沿いにある宮古島東急リゾート

与那覇前浜ビーチ沿いにある宮古島東急リゾート

来間大橋を渡ってすぐのところには、飲食店や土産物屋などが立ち並ぶ。与那覇前浜ビーチから近いこともあって、来間島を訪れる観光客も多いようだ。

飲食店などが立ち並ぶ通りを抜けて行くと、竜宮城展望台があり、ここからは来間大橋と与那覇前浜ビーチが一望出来る。

来間島はさとうきび畑が広がるのどかで小さな島であるが、この島でも現在リゾートホテルの開発が進んでいるようだ。島の西には長間浜というビーチがあり、近年夕日スポットとして注目を集めている。ひとまず長間浜へと向かうことにした。

長間浜へと続く小道

長間浜へと続く小道

小道を抜けてビーチに出ると、長い砂浜が続いていた。岩場も多い。ぽつぽつと雨が降っていたが、今にも本降りになりそうだ。昼間にもかかわらず空は暗く、世紀末の様相を呈している。さすがにこの天気だと夕日は見られそうもないが、長間浜は視界を遮るものがないので、晴れの日にはきっと綺麗な空と海が見られることだろう。

長間浜

長間浜

透明度の高い長間浜の海

透明度の高い長間浜の海

雨がひどくなる前にタクシーが待つ駐車場へと戻り、来間島で昼食を取ることにした。

来間島のカフェ「楽園の果実」でランチ、宮古島最後の夜は「野咲家」でステーキに続く