宮古島市街地のウィークリーマンション「ラブニール」での宿泊

宮古島のウィークリーマンション「ラブニール」外観

今回宮古島で主に滞在したのは、去年と同じウィークリーマンション(マンスリーマンション)の「ラブニール(L’avenir)」だ。ラブニールは宮古島初の分譲マンションらしい。分譲マンションとは、部屋を一室ごとに販売しているマンションのことだ。

ラブニールは宮古島市役所近くにあって立地が良い。1階がレストランのしゃぶ庵になっていて、そこが管理会社にもなっているので受付はレストランの中で行う。タクシーで行く際は、「市役所近くのマンションラブニール、1階がしゃぶ庵のところ」で、ほぼ間違いなく通じるだろう。

宮古島市街地の中心部である西里大通りや、飲み屋街であるイーザトもすぐ近くなので、このマンションに泊まっているとついついよなよな飲み歩いてしまう。僕の場合、平日は日中マンションに閉じこもって仕事をしており、たまにする夕方からのランニングを除いて、食事や夜飲み歩くくらいしか楽しみがないので、市街地に泊まっていると何かと便利だ。

「せっかく宮古島に来たのだから、海と自然に囲まれてのんびりと過ごしたい」と言うのであれば、市街地から離れた海沿いにある、宮古島東急リゾート(現在は宮古島東急ホテル&リゾーツ)のようなリゾートホテルに滞在する方が良いのかもしれない。一棟貸しの宿泊施設なんかもある。ちなみに、ラブニールは平良港の近くにあり、部屋によっては海が見えるようだ。

宮古島のウィークリーマンション「ラブニール」外観

宮古島のウィークリーマンション「ラブニール」外観

ラブニールの料金はシーズンや部屋によって異なり、一般的に夏期シーズンの方が高い。そして長期で借りるほど安くなる。僕が泊まったのは宿泊料金が一番安い11月で、部屋も1室2名の一番安いベーシック。約2週間滞在して1泊あたりの料金は4,800円だった。

今回、1DKのベーシックを予約したのだが、1つランクが上の1LDKのレギュラーにグレードアップしてくれた。そう言えば去年もベーシックから2つか3つランクが上の2LDKの部屋にグレードアップしてくれた。11月は料金が安いだけあってそれほど混んではいないのかもしれないが、それにしても気持ちの良いサービスだ。

去年泊まった2LDKは2つの部屋にベッドが4つあって寝室の1つはさすがに使わなかったけれども、1人で泊まるには今回の1LDKは丁度良い大きさだ。寝具交換などは別料金でやってくれるが、ベッドが2つあるので1人で2週間程度滞在するのであれば特に必要ないように思う。

ラブニールのリビング

ラブニールのリビング

家具や家電は一通り揃っている。無線LANルーターが置いてあり、ネットも問題なく使える。僕は旅行中は全く料理をしないので使うことはなかったけれども、なんともモダンなキッチンがあり洗浄機まで付いている。飲食店は徒歩圏内に山ほどあるので、僕にとってはコーヒーと夜食のカップラーメン用のケトルさえあれば十分だ。

ラブニールのダイニング&キッチン

ラブニールのダイニング&キッチン

ラブニールで特に気に入っているのは、トイレにウォシュレットが付いていることと、お風呂にバスタブがあることだ。バスタブはボタンひとつでお湯を張ってくれる。宮古島の海を見ながらランニングをした後、バスタブに浸かるのは最高に気持ちが良い。沖縄の人はバスタブに浸かる習慣がないということもあるのだろうが、沖縄に滞在するときはリゾートホテルにでも泊まらない限りなかなかバスタブに浸かることが出来ないので、これは嬉しい。

ラブニールのバスタブ

ラブニールのバスタブ

2人用の部屋なので、寝室にはシングルベッドが2つ並べてある。隣にはクローゼット。パソコンやテレビなどがある生活空間から離れて、寝るためだけの部屋があるってのはいいもんだ。いっそスマホの電源も切ってしまいたくなる。

ラブニールの寝室

ラブニールの寝室

都会のお洒落なマンションと言った感じなので、宮古島のイメージとは異なるかもしれない。しかし、立地が良く設備が整っていて僕にとっては仕事のしやすい環境なので、宮古島での常宿にしたいマンションだ。リゾートホテルなんかに比べると格安の料金で泊まれるので、宮古島で長期滞在するときにもおすすめだ。

今回の滞在も快適なものだった。ネックは、なんとも贅沢な悩みであるが、飲み屋街に近すぎることだろうか。帰る心配をする必要がないので、いつも寝る直前まで飲み歩いてしまう。気持ち良く酔っ払って家路につき、歩いて数分のマンションにたどり着くと一瞬で眠りにつく。これも、大阪ではなかなか出来ない経験だ。

シティライフ宮古ラブニール所在地:宮古島市平良西里176-2