【迅速果断】司法書士試験記述式(午後の部)の時間配分について

砂時計

司法書士試験は午前の部が2時間、午後の部が3時間の合計5時間で構成されるのですが、午前の部が択一式35問に対し、午後の部は択一式35問+記述式2問と非常に厳しい時間制限の下で行われます。

午前の部では択一式に十分時間をかけることができますが、午後の部では記述式を解く時間を確保するために、午前の部よりも択一式を解くスピードを上げなければいけません。

午後の部の3時間のうち、私は択一式を1時間以内に解いて記述式に合計で2時間確保することを目標にしていました。これは多くの受験生が目標とする数字だと思います。

各記述式問題(不動産登記法と商業登記法)の時間配分の目安はそれぞれ1時間ずつで、私は不動産登記法の記述式の方が苦手(というか時間がかかる)だったので、不動産登記法は1時間10分までかけて良いと思っていました。

択一式35問を1時間以内に解こうと思ったら、1問あたり1分40秒くらいで解かなければいけないのですが、1分40秒だと計算が面倒なので、大体1問あたり2分程度を目安にしていました。

1問あたり2分で解くと1時間10分(2分×35問)かかりますから、これが最低ラインの数字となります。択一式で1時間10分かかってしまった場合は、記述式は不動産登記法が1時間、商業登記法が50分という案配になります(あくまでも目安ですが)。

1問あたり2分程度と言っても、1問解くごとに時計を見て時間を確認するわけではなく、例えば10問ごとに確認して20分以内だったらOKというようにしていました。

本試験の直前期に行われる予備校のLECで受けた全国公開模擬試験では、午後の択一式を50分程度で回答するレベルまで持って行くことができたのですが、本試験では問題文を読むのもマークシートを塗りつぶすのもついつい慎重になってしまうためか、結局本試験では択一式の回答に1時間10分かかりました。

本試験の択一式では特に不動産登記法に手間取ってしまい(毎年のことですが)、不動産登記法を解き終わった時点(27問終了時点)でほぼ1時間を経過してしまっていたので、残りの商業登記法8問を「多少ミスしても構わない」という気持ちで1問1分の超ハイスピードで解く羽目になりました(これも毎年のことなのですが)。

試験後に知ったのですが、マークシート用の鉛筆や消しゴムもあるようですので、少しでもスピードを上げるために色々と試してみるのも良いかと思います。

司法書士試験の記述式は年々難易度が上がる傾向(特に不動産登記法)にありますから、それなりの点数を取ろうと思うと、記述式に残す時間は1時間50分がギリギリのラインだと感じます。

この場合、不動産登記法は1時間以内で解きたいのですが、やはり不動産登記法は難しく、合格した年(2017年)は結局1時間5分ほどかかってしまいました。しかも、最後は殴り書きです。

商業登記法には45分しか残せませんでしたが、幸運なことにこの年の商業登記法は書く量が少なかったので、試験終了時刻の1~2分前には無事に書き終えることができました(もちろん、見直しをする時間はありませんでした)。

司法書士試験の記述式では時間が足りないのは初めから分かりきったことですから、思い切りの良さや捨てる戦略も必要になってきます。

記述式の基準点は5割(35点)前後になることが多いですから、配点にもよりますが半分を完全に正解することができれば基準点を超える可能性は高くなります。極端に言えば、不動産登記法か商業登記法のどちらか一方が白紙でも良いわけです。

私は過去最難とも言われた2016年の本試験で記述式の足切り(基準点は30.5点でした)にあいましたが、この年は時間が足りなさすぎて、無理に全ての欄を埋めようとするあまり、全体的に中途半端な回答になってしまったように思います。

翌年はこの点を反省し、不動産登記法はばっちり回答し、商業登記法は最悪片面が白紙になってもしょうがないくらいの気持ちで臨みました。全くミスがなければ不動産登記法で35点、商業登記法の1面で20点(大体1面の方が書く量が多い)の合計55点という計算です。

そのような考え方で挑むと、不動産登記法を解いているときに気持ちの余裕ができてじっくりと考えることができたように思います。

結局、時間をかけたにもかかわらず不動産登記法は難しかったので19.5点しか取ることができず、逆にあまり時間をかけなかった商業登記法は31点取ることができました。この年は商業登記法の方が大分解きやすかったように思います。

本試験の記述式問題は予測が付かず、見たことがない問題は絶対に出てくるかと思います。今までの知識を総動員してじっくりと考えることも必要ですが、分からないときは見切りを付けて次に進むという思い切りの良さも必要です。

その年の本試験問題の量や難易度、また受験生の得意不得意によっても時間配分は変わってくるかと思います。

しかし、いずれにせよ記述式問題で点を取るためにはある程度の時間が確保できていなければスタート地点にも立てないでしょうから、記述式の時間切れで悩んでいる方は、まずは少しでも記述式の回答時間を増やすためにどうすれば良いか考えてみることをおすすめします。

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2017.05.29