【与論献奉】一人飲みにおすすめ!与論島のアットホームな居酒屋「Takiya」

与論献奉

冬の与論島は寒い。この日は降りしきる雨の中、滞在ホテルからタクシーで茶花(ちゃばな)市街地にある居酒屋に行くことにした。

このドア・ツー・ドアで飲みに行く感じはまさに沖縄の離島である(鹿児島だけど)。

この日やって来たのは、与論島のメインストリートである銀座通りを横道に入ったところにある居酒屋「Takiya(タキヤ)」。

居酒屋「Takiya(タキヤ)」外観

居酒屋「Takiya(タキヤ)」外観

店内に入り、3席しかない(多分)こじんまりとしたカウンター席に座る。

「Takiya」カウンター席

「Takiya」カウンター席

この日は雨ということも手伝ってか、僕の他にはお客さんは同じホテルに泊まっていた観光客のグループしかいなかった。与論島のお店では自分以外に客はいない・・・というのもよくあることだ。

まずは生ビールとお通し(与論島ではお決まりのもずく)をいただく。

生ビールとお通しのもずく

生ビールとお通しのもずく

離島に来たらやっぱり新鮮な魚介類・・・ということで、まずはソデイカのお刺身をいただくことにした。

「Takiya」おすすめメニュー

「Takiya」おすすめメニュー

ソデイカのお刺身

ソデイカのお刺身

ソデイカは与論島の特産品だ。刺身は見た目が綺麗で、歯ごたえがよく美味しい。

続いていただいたのはもずく入りのだし巻き卵。与論島ではもずくがどこにでも顔を出す。

もずく入りのだし巻き卵

もずく入りのだし巻き卵

盛り付けといい、「Takiya」の料理は与論島にある他の居酒屋に比べて繊細な印象を受ける。「小料理屋」という表現が正しいだろうか。一人で飲むにはぴったりのお店だ。

続いていただいたのは餃子。与論島では餃子、そしてお好み焼きを何故かよく目にする。

餃子

餃子

「Takiya」は家族経営のお店らしく、アットホームな雰囲気だ。カウンターで一人飲んでいると、店員が話しかけてきてくれる。

なんでも、与論島では「与論献奉(よろんけんぽう)」という風習があるらしい。

与論献奉とは、宮古島の「オトーリ(御通り)」と同じく、与論島に伝わる回し飲みの儀式である。簡単に言えば、自己紹介などの口上(スピーチ)を述べてから酒を飲み干し、杯を順番に回していく。

「与論献奉(よろんけんぽう)」全文

「与論献奉(よろんけんぽう)」全文

どうやら、1561年(永禄4年)から伝わる古い儀式のようだ。このような風習は与論島と宮古島に特有らしいが、なんで海の綺麗な島にはこのような風習が伝わるのかは全くの謎である。

そんなわけで、気が付いたら店主と2人で与論献奉が始まっていた。

与論献奉

与論献奉

与論献奉には基本的に与論島産の黒糖焼酎「島有泉(しまゆうせん)」の20度のものが使われるようだ。宮古島でさえ泡盛の水割りなのに、飲み方はロックである。

黒糖焼酎「島有泉(しまゆうせん)」が並べられた店内

黒糖焼酎「島有泉(しまゆうせん)」が並べられた店内

「与論島は宮古島よりも酒飲みが多いのか?」との疑念が頭に浮かんだが、宮古島では朝まで延々と飲み続ける人が多いので、どちらが恐ろしいかは一概に言えない。

僕と店主の2人だったので、ロック2杯を飲み干してあえなく与論献奉は終了した。

一人飲みに戻り、ハブ酒をジンジャーエールで割ったオリジナルカクテルをいただく。

オリジナルカクテル(ハブ酒+ジンジャーエール)

オリジナルカクテル(ハブ酒+ジンジャーエール)

おつまみには紅芋コロッケ。甘くて優しい味だ。

紅芋コロッケ

紅芋コロッケ

最後の締めにはモリンガ麺をいただいた。モリンガ麺は与論島に来て初めて目にした料理だが、与論島では結構メジャーなようである。

モリンガ麺

モリンガ麺

見た目は完全に茶そばである。冷やしそばと同じように麺をつゆに付けていただくが、ハーブでさっぱりとしていて美味しい。

モリンガとは豊富な栄養素が含まれた植物で、与論島はモリンガの栽培に適しているらしい。

モリンガの説明

モリンガの説明

与論献奉で現地の文化に触れ、そして現地グルメを堪能してお店を後にした。尊尊我無※。

※尊尊我無(とーとぅがなし)とは与論島の言葉で「ありがとう」の意味。

店舗情報

営業時間:17:30~24:00

定休日:火曜日

住所と地図:与論町茶花23-3

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