伊良部島名物料理の刺身の味噌和えが美味しい「レストラン入江」での食事

刺身(マグロ)の味噌和え&ご飯セット

下地島周辺をランニング(前の記事はこちら)して、伊良部島の滞在ホテル(ホテルサウスアイランド)に戻ってきたのは午後6時過ぎだった。ホテルの部屋でシャワーを浴びて一息ついてから夕食を取ることにした。

ホテルの近くにある居酒屋「琉宮(りゅうぐう)」で食事をするのが今回伊良部島に滞在する目的の一つだったのだが、走りながらホテルに戻ってくる途中、衝撃の事実に気が付いた。

「琉宮」の前を通ったのだが、どうやら閉まっているようだった。念のためお店の扉の前まで行ってみると、「帰省のためしばらく閉店」といった旨の張り紙がされてあった。張り紙を見つめながら、しばし呆然とする。これでは伊良部島に来た目的が果たせないではないか。

実は伊良部島に来る前に何度か電話をしており、繋がらなかったので嫌な予感はしていたのだが、とにかく、「琉宮」は不定休で突然行っても閉まっていることがあるので、出来るだけ事前に確認することをおすすめする。

しょうがないので、「琉宮」は諦めて別の場所で食事をすることにしたのだが、宮古島とは異なり伊良部島では食事をする所はあまり多くない。伊良部大橋が開通する前に宮古島からのフェリーが到着していた伊良部島の東端にある佐良浜の集落であれば、人が多く住んでいるので食事をする所もそれなりにあるかもしれない。

しかし、「ホテルサウスアイランド」の近くであれば、夜は暗いこともあって徒歩で行けるのは「琉宮」を除いてはホテルの2階にある「レストラン入江」くらいじゃないだろうか。早めの時間帯にホテルの1階にあるスーパーで食糧を買っておくのも良いかもしれない。

去年伊良部島に1週間滞在した時に何度か利用したので出来れば今回は別の場所で食事をしたかったのだが、他に選択肢がなかったので、結局「レストラン入江」で食事をすることにした。ここならホテルのレストランなので閉まっていることは滅多にないだろう。夜も10時まで営業しているようだ。

「レストラン入江」の中

「レストラン入江」の中

レストランに入り、まずは瓶のオリオンビール、木綿豆腐の冷奴にもずくを注文。伊良部島では味噌をよく使うらしく、冷奴には味噌が乗っている。前菜のつもりで頼んだのだが、どちらの料理も量が多く、これだけでお腹が一杯になりそうだ。そう言えば、以前伊良部島で何度か食事をした時も、宮古島で出てくる料理に輪を掛けて量が多かったような気がする。

冷奴&もずく&オリオンビール

冷奴&もずく&オリオンビール

しかし、前菜だけで終わるわけにはいかない。せっかく伊良部島に来たのだから伊良部島で獲れた魚は外せないと思い、メインには刺身(マグロ)の味噌和え、そしてご飯セットを頼むことにした。どうも伊良部島では刺身を味噌和えにして食べる習慣があるようだ。

刺身には小と通常のサイズがあり、僕の感覚だと刺身の小と言えばほんの数切れしか入っていないイメージなので通常のサイズを頼もうと思ったのだが、注文しようとすると店員が「普通のサイズですか?大きいですよ・・・」と言ってきて、若干恐怖を感じたので小サイズを頼むことにした。しばらく待って、出てきた料理は小サイズとは思えないボリュームだった。

刺身(マグロ)の味噌和え&ご飯セット

刺身(マグロ)の味噌和え&ご飯セット

どうも伊良部島のレストランや居酒屋は、一人で行くには一品一品の量が多すぎるようだ。どの料理も美味しかったが、量が多いせいか大味に感じてしまう。苦しくなりながらも、刺身と冷奴、ご飯セットは完食したのだが、大量に入っていたもずくは少し残してしまった。

食事の後は、散歩がてら渡口の浜に行くことにした。去年何度も通った夜の散歩コースだが、相変わらず明かりがなく、ろくに前が見えないので怖い。しかし、伊良部島から見る星は本当に綺麗なので、伊良部島に滞在するのであれば、夜には是非星を見に行って欲しい。

この日はあいにく天気が悪かったのでほとんど星は見えず、誰もいない真っ暗な渡口の浜でビーチに押し寄せる波の音を聞いていると、雨が降ってきたのでホテルに戻ることにした。

伊良部島には、宮古島のように夜遅くまでやっているお店やバーが少ないので、晩ご飯を食べると基本的にやることがない。まさに沖縄の離島の暮らしである。ホテルの部屋に戻って、ブログを書いてから寝ることにした。

翌朝、目が覚めてから再度「レストラン入江」に行って朝食をいただく。「ホテルサウスアイランド」には朝食付きの宿泊プランがあるが、朝食はほぼ毎日同じメニューとなるので、長く滞在するのであれば飽きるかもしれない。

「ホテルサウスアイランド」の朝食

「ホテルサウスアイランド」の朝食

チェックアウトは11時と遅く、出発までゆっくりと過ごすことが出来る。朝食後、渡口の浜をゆっくりと散歩してから帰ることにした。ホテルの近くにバス停があるようだが、宮古島行きのバスは本数が少ないので、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、再度宮古島へと向かう。次に伊良部島に来るのは、また1年後になるだろうか。

朝の渡口の浜

朝の渡口の浜