【百戦百勝】司法書士試験口述試験の受験レポート(対策・持ち物・服装など)

大阪法務局(大阪第2法務合同庁舎)

10月11日(水)に平成29年度(2017年度)司法書士試験の口述試験を受けてきました。口述試験の受験会場は筆記試験の受験会場よりも数が少なく、関西エリアは大阪法務局になります。

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受験会場である大阪法務局(大阪第2法務合同庁舎)への行き方(アクセス)ですが、最寄り駅は地下鉄谷町線の天満橋駅になります。梅田からですと、東梅田駅で地下鉄谷町線に乗ることが出来ます。東梅田駅から八尾南方面の電車に乗り、2つ目の駅が天満橋駅です。天満橋駅の3番出口を出て道なりを歩いて行くと数分程度で大阪法務局に到着します。

大阪法務局(大阪第2法務合同庁舎)

大阪法務局(大阪第2法務合同庁舎)

口述試験の合格率はほぼ100%らしく、出席すれば全員が受かると言われています。出席したにもかかわらず不合格になったという人は噂でしか聞いたことがないので分からないのですが、出席したにもかかわらず不合格になる理由として考えられるのは「遅刻する」、「試験官の言うことに従わない・ルールを守らない」、「身だしなみがひどい」、「一言もしゃべらない」などでしょうか。社会人として(人間として?)普通の対応をしていれば大丈夫でしょう。

なお、仮に不合格になったとしても翌年の筆記試験は免除されるので安心してください。

そんなわけで、私は口述試験の対策はほとんどしませんでした。筆記試験の勉強に使用していた『オートマシステムプレミア8供託法・司法書士法』の巻末に付録として付いている口述試験対策を軽く読んだだけです。筆記試験の疲れが未だに残っており、この時期は合格したか否かにかかわらず、なかなか法律の勉強をする気が起きません。

口述試験で聞かれる内容は筆記試験に合格した方であればある程度は答えられるはずなので、「勉強した内容をほとんど忘れてしまった」というような方を除き、特別な対策をする必要はないように思います。勉強よりも、口述試験当日に間違いなく出席出来るように準備をすることが最大の対策と言えるでしょう。

口述試験に必要な持ち物は口述試験受験票とボールペンです。その他には待ち時間が長くなる可能性がありますので本などを持参することをおすすめします。さすがに漫画などは印象が悪いかもしれません。

なお、口述試験の日程や会場、持ち物に関しては口述試験受験票に記載されておりますので受験前に入念に確認しましょう。

口述試験の服装は特に決まりがあるわけではありませんが、スーツを着ていくのが無難でしょう。私が受験したときは、男性は全員がスーツ、女性もほとんどがスーツだったと思います。「俺の正装はジーンズだ」などと、まるでロックスターやカウボーイのようなポリシーをお持ちの方でない限り、わざわざリスクのあるジーンズで行って目立つ必要もないでしょう。

口述試験は午前と午後に分けて行われます。私が受けた午後の部は集合時刻が午後1時、試験開始時刻が午後1時30分でした。午前の部は集合時刻が午前8時40分、試験開始時刻が午前9時10分と早く、朝に弱い私は寝坊するリスクがあったので助かりました。

私の家(高槻市)から試験会場の大阪法務局までは1時間もあれば着きますが、昼食を取ろうと思い早めに家を出たので大阪法務局に到着したのは午後12時頃でした。大阪法務局の入り口では、筆記試験会場と同じように、予備校の合格祝賀会の案内や求人サイトの案内を配っている人たちがいました。

近くにあるココイチでカツカレーを食べ、午後12時30分頃に大阪法務局内の集合場所に向かいます。案内に従って4階第一会議室に入ると、会議室にはさながら就職説明会のように整然と椅子が並べられていました。まだ合格していないにもかかわらず、椅子の上には研修案内の資料が置かれており、落ちる人がいないということが分かります。自分の受験番号が書かれた椅子に座って試験の開始時刻を待ちます。

午後の部の受験者数は60名程度だったと思います。私と同年代か年上の男性が多かったように思いますが、意外にも20代らしき若い女性をぽつぽつ見かけました。「学校を卒業して就職せずに司法書士を目指しているのだろうか・・・若いのに難関試験に合格して偉いなぁ」などと36歳のおじさんである私は勝手な想像を抱いて感心していました。

待合室では緊張した面持ちで座っている人、口述試験対策のレジュメを読んでいる人、研修案内の資料に目を通している人、隣の席の人と会話している人、名刺を交換している人など様々です。

なお、試験開始時刻を過ぎるとトイレなどを除いて待合室を出ることは出来ないようですので、飲み物を持参(法務局の1階に自動販売機があります)するのがおすすめです。筆記試験と同様に、携帯(スマホ)の電源は切るように言われます。

緊張していることもあってどうせ頭に入ってこないので、私は試験直前はテキストは見ないのですが、何もしていないと不安になるので、待合室では読みかけの小説を読んでいました。分厚いペーパーバックの洋書を読んでいたので周りの人からは変な目で見られていたかもしれません。英語の本を読んでいると妙に落ち着きます。

口述試験はいくつかの部屋に分けて行われるようで、列ごとにくじで引いた番号順に案内係の人に呼ばれます。私は5番目(11番目まであったと思います)でしたが、試験開始時刻から案内係の人に呼ばれるまでは50分ほど待ちました。一人あたりの試験時間は10分程度のようです。

案内係の人の指示に従って、口述試験が行われる部屋の近くで少し待った後、ノックをしてから部屋に入ると2名の試験官がいました。荷物を置いて椅子に座り、自分の受験番号(覚える必要があります)、氏名、生年月日を告げると試験官からの質問が始まります。

口述試験の内容は不動産登記法、商業登記法、司法書士法で構成されていました。試験会場によって差があるのかは分かりませんが、午前と午後では内容が異なるようです。面接らしく世間話もあるのかと思っていたのですが、全くありませんでした。

問われた内容は基本事項が多く、不動産登記法からは更正登記、更生時の抵当権者の承諾や抵当権の移転(名義変更が必要かなど)について聞かれました。

商業登記法からは持分会社に関して、合名・合資・合同会社の社員の違い、社員の最低人数、社員の出資の目的などについて聞かれました。

最後に司法書士法からは第2条の司法書士の職責や第61条の注意勧告、司法書士の義務や研修の目的について聞かれました。

不動産登記法と商業登記法についてはそれほど迷うことなく答えることが出来ましたが、司法書士法は苦戦しました。答えを聞くと簡単だと思うのですが、条文の言葉というのは難しいこともあって、言葉にするとすらすらと口から出てきません。特に司法書士法は筆記試験で多くの問題を解いていないこともあってなおさらです。司法書士法に関しては第1条と第2条は試験前に目を通しておいた方が良いと思います。

若干苦戦はしましたが、試験官が助け船を出してくれたこともあって「分かりません」と言うことはなく、なんとか全て答えることが出来ました。

口述試験が終わった後は控え室に戻ることはなく、そのまま退出します。「これでようやく司法書士試験から解放される」というすがすがしい気持ちで法務局を後にしました。