小琉球(琉球郷)は台湾の沖縄!?珊瑚礁で出来た南国の離島への旅行

花瓶石

小琉球(正式名称は琉球郷)は台湾の南に位置する1周約12kmの小さな離島だ。小琉球の読み方は日本語読みで「しょうりゅうきゅう」、中国語読みで「シャオリュウチュウ」となる。

「小琉球」という名前であるが、その昔、沖縄は大琉球、台湾は小琉球と中国から呼ばれていたことの名残らしい。サイズは沖縄より台湾の方が遙かに大きいのだが、沖縄が大琉球と呼ばれていたのは中国との近い関係によるものらしい。

小琉球の東にある港(白沙漁港)に到着し、まずは歩いてホテルへ向かうことにした。小さな島にもかかわらず小琉球は結構栄えている印象だ。港沿いにはレンタルバイク・レンタサイクルショップや飲食店が立ち並び、免税店まである。観光客も多いようだしリゾート地化が進んでいるのだろうか。

小琉球の港(白沙漁港)

小琉球の港(白沙漁港)

港でフェリーから降りると、レンタルバイクの客引きのおばさんが1人近づいてきた。かなりしつこく、断ってもひたすら中国語で話しかけてくる。まるで東南アジアの島にやってきたかのようだ。台湾に来てしつこい客引きを経験したのは初めてだったので、到着して早々がっかりさせられた。

今回、小琉球には2泊3日の滞在なので、初日は見所が多い島の北の方をのんびりと散策してみることにした。

港のすぐ目の前にあるホテルに荷物を置いてから、まずは有名な花瓶石へ向かう。花瓶石は白沙漁港から少し北に歩いたところにある。

花瓶石

花瓶石

花瓶石は高さ約9メートルの奇岩で、その名の通り花瓶に挿した花のような形をしている。花瓶石があるビーチではシュノーケリングやダイビングをしている人たちもいた。このあたりの浜はウミガメが産卵にやってくることでも有名らしい。

小琉球には寺廟も多く、花瓶石のすぐそばには霊山寺がある。代天宮と書かれた建物はカラフルで入り口にはシーサーみたいな像もあるしどことなく沖縄っぽい。

霊山寺

霊山寺

代天宮

代天宮

花瓶石を見た後、港のそばにあるレストラン「雲集美食家」で遅めの昼食を取ることにした。小琉球には思っていたよりも食事をするところが多い。

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「雲集美食家」外観

「雲集美食家」外観

港周辺では観光客が乗る原付が所狭しと走っていたが、お昼にはかなり遅い時間だったこともあってレストランにはお客さんはほとんどいなかった。「雲集美食家」には海鮮料理を中心に豊富なメニューがあり、ビールも置いている。

「雲集美食家」メニュー

「雲集美食家」メニュー

せっかくなのでご当地グルメを堪能したいと思い、「小琉球特産」と書かれた「鬼頭刀魚乾拌飯」をオーダーした。鬼頭刀魚とはシイラ(マヒマヒ)のことらしい。甘辛いタレで味付けされているがなかなか美味しかった。そう言えば沖縄の居酒屋でもマヒマヒを食べた記憶がある。

鬼頭刀魚乾拌飯

鬼頭刀魚乾拌飯

お腹が満たされたところで、花瓶石と同じく小琉球で有名な観光スポットの美人洞へ向かうことにした。

美人洞の名前の由来だが、蘇州の女性が昔は無人島だった小琉球に流れ着き、洞窟内で一生を終えたという伝説から来ているらしい。他にも、ここで漁に出た男たちを待っていた島の女性は海から見るとみんな美人に見えたためという説もあるようだ。実際には美人じゃなかったってことだろうか。

入場料金は団体以外の大人は120元と記載されていたように思うが、何故か100元で入れた。入場料を支払うとチケットをくれるが、このチケットを利用して小琉球の他の観光スポットにも入ることが出来る。

美人洞の入り口

美人洞の入り口

それにしても小琉球は暑い。5月の初旬だが歩いていると汗が噴き出してくる。雨の多い台北とは異なり、小琉球では1年のうち300日は晴天らしい。

美人洞の歩道

美人洞の歩道

この日も天気が良く、さすが珊瑚で出来た島だけあって海の透明度は高かった。沖縄の宮古島の海とどっちが綺麗かと言われると、小琉球の海はそれほどエメラルドグリーン色をしていないので宮古島の海の方が綺麗だと思うが、透明度に関しては宮古島と同等かそれ以上かもしれない。

透明度が高い小琉球の海

透明度が高い小琉球の海

歩道から見る望海亭

歩道から見る望海亭

美人洞を通り抜け、海沿いの道路を島の西側へ向かって歩く。途中で海へ向かう道路を進んで行くと、海が干潟になっており、岩場から降りて歩いて行くことが出来た。

海が干潟になっている

海が干潟になっている

干潟の上を歩き、たどり着いた砂浜でしばらく夕日を眺めた後、暗くなる前に港へ戻ることにした。

小琉球の砂浜から眺める夕日

小琉球の砂浜から眺める夕日

白沙漁港へ戻り、港周辺を散策して食事をするところを探す。小琉球は高雄から片道2時間もあれば来れるので日帰り観光客も多いらしく、空が暗くなってくると、日帰り観光客が台湾本島に帰ったせいか島にはかなり人が少なくなったようだ。

台湾風の海鮮レストランに入ろうかと思ったのだが、グループ向けのレストランも多いようで1人だと入りづらかった。結局、民生路沿いにある「琉夏萊旅店」というホテルの1階にある「STAY Restaurant」で食事をすることにした。

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「STAY Restaurant」外観

「STAY Restaurant」外観

かなり洋風な店内にはビートルズがかかっている。台湾に来てから台湾風の食堂や屋台でばかり食事をしていたせいもあるかもしれないが、妙に落ち着く。「STAY Restaurant」には英語のメニューはないが、一部写真付きのメニューがあり、英語が話せるスタッフもいた。

「STAY Restaurant」店内

「STAY Restaurant」店内

オーダーしたのは海鮮丼(380元)にドイツのビール、エルディンガーの黒(220元)。台湾にしては良い値段がするが、エルディンガー以外のステラなどのビールは120元程度とそれほど高くはなかった。

海鮮丼&エルディンガー(黒)

海鮮丼&エルディンガー(黒)

海鮮丼にはマグロ、サーモン、カニ、イクラなどが乗っていてなんとも豪勢だ。日本風にわさびと醤油でいただく。小琉球の新鮮な魚を使っているようでとても美味しい。この味で380元なら大満足である。

海鮮丼

海鮮丼

レストランを後にし、何か飲むところでもないかと小琉球の街を散策してみる。夜8時を過ぎたあたりだっただろうか。もう既に店じまいをしているお店も多いが、意外にも洋風のバーが何軒かあり、夜遅くまでやっている屋台もいくつかある。港近くにコンビニもあるので食糧に困ることはないだろう。

街の中心部に「Wave Bar」というバーを発見したので入ってみることにした。

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「Wave Bar」外観

「Wave Bar」外観

なかなかお洒落なバーだ。台湾旅行中に何度か目にしたが、店内には「No more Fukushima」と書かれたバナーが飾ってある。

「Wave Bar」店内

「Wave Bar」店内

窓際のカウンターに座り、ヒューガルデン(ベルギービール)の生をいただく。写真では分かりづらいが、グラスのサイズがめちゃくちゃでかくて両手でないと持つことが出来ないほどだ。

ヒューガルデン(生)

ヒューガルデン(生)

日本ではゴールデンウィークだが、台湾では平日のためかこのバーにもほとんどお客さんはいなかった。小琉球は日本人の間では知名度が低いようで、2泊3日の滞在中に日本人らしき観光客に出会うことはなかった。

小さな離島らしく夜は特にやることもないので、時間をかけてゆっくりとヒューガルデンを飲み干してからバーを後にする。小腹が空いたのでたこ焼きの屋台と饅頭(具の入っていない肉まんのようなもの)屋さんに立ち寄ってホテルへ戻ることにした。小琉球の静かな夜は更けていく。

小琉球の饅頭屋

小琉球の饅頭屋